日本の通信会社IPSがフィリピン北部にケーブル陸揚げ局を建設

現地法人InfiniVANが施工管理

日本の通信会社IPSのフィリピン子会社であるInfiniVANは、フィリピンでケーブル陸揚げ局(CLS)の建設を開始しました。

CLSはフィリピン最大の島、ルソン島の東海岸に位置するBalerに建設されます。

また、この場所に隣接するデータセンターの計画も検討しています。

準備工事は、日本の大成建設株式会社のフィリピン法人である、大成フィリピン建設が担当します。

フィリピンの海底ケーブルの大部分は、南シナ海に面した西海岸にあり、Balerは太平洋に面しています。

潜在顧客についての詳細は、明らかにされていません。Balerは現在、フィリピンと台湾および米国カリフォルニア州を結ぶPacific Light Cable Network(PLCN)と接続されています。

また、中華電信(Chunghwa Telecom)、Google、Meta、NTT、フィリピンの電話会社PLDTが共同で運営する「Apricot」というケーブルが、2027年までにシンガポールから日本までを結ぶ予定です。

InfiniVANは、フィリピンの各島々を結ぶPhilippines Domestic Submarine Cable Network(PDSCN)を、共同で運営しています。4月には、ミンダナオ島北東部の都市スリガオで、PDSCN用のCLSの運用を開始しました。

この通信事業者は、フィリピンで消費者向けネットワーク事業を展開しています。最近、セブのファイバーネットワークを確立するために選ばれ、Philippine Star紙によると、2025年末から2026年初めのIPOを目指しているとのことです。

日本の親会社であるIPSは、国際的にも日本国内でも通信サービスを提供しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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