
CoreWeaveがAIスタートアップ支援「CoreWeave Ventures」
資金・技術的専門知識・計算リソースを提供し、有望企業の成長を後押し
AIクラウドプロバイダーのCoreWeaveは、他企業への投資を目的としたベンチャー部門「CoreWeave Ventures」を立ち上げました。
この新部門は、AIエコシステムや次世代コンピューティングを形作るプラットフォームや技術を開発する起業家や企業を支援することを目的としています。
CoreWeave Venturesは、資金提供に加え、技術的専門知識や計算リソースも提供します。
CoreWeaveの共同創業者で最高開発責任者(CDO)のBrannin McBeeは次のように語っています。「AIの真の可能性を引き出すためには、AI特化型のクラウドプラットフォームが必要だという信念から、私たちはCoreWeaveを始めました。大胆さと謙虚さ、そして私たちを支えてくれた仲間の力で、多くのAIラボや企業に選ばれるクラウドを築くことができました。CoreWeave Venturesの目的は、同じように大胆で志を持つ起業家たちが技術革新を推進し、次世代のイノベーションを市場に届けるための支援をすることです。」
すでにCoreWeave Venturesは、AIを活用したVFX企業「Moonvalley」に投資を行っています。
Moonvalleyの共同創業者兼CEOであるNaeem Talukdarは次のように述べています。「CoreWeaveとの協業により、私たちはより大きなビジョンを描き、迅速に行動する自由を得ることができました。彼らは革新的技術のスケーリングに伴う課題を理解しており、私たちがイノベーションに集中できるような支援をしてくれています。私たちの未来に投資してくれるパートナーに感謝しています。」
CoreWeaveによると、すでに多様なイノベーターたちとの協業が進行中とのことです。
なお、CoreWeaveはベンチャー部門を立ち上げた一方、クラウドインフラの構築には多額の債務に依存しています。
2024年以降、CoreWeaveは250億ドル以上の債務・株式資金を調達しており、IPO後には20億ドルと17.5億ドルの高利回り債券を発行してきました。さらに7月には、OpenAIとの契約に必要な資金を確保するため、26億ドルの担保付き債務調達を完了しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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