
Summit、HorizonIQを買収し9つのデータセンターを取得
マネージドITインフラ企業がプライベートクラウド機能を拡張
マネージドITインフラプロバイダーのSummitが、グローバルなプライベートクラウド、ベアメタル、GPUプロバイダーであるHorizonIQを買収しました。
12月初旬に発表されたこの買収により、Summitは9つのデータセンター拠点を取得し、さらにHorizonIQのProxmoxプラットフォームを通じてプライベートクラウドの提供能力を拡大することになります。
取引条件は公開されていませんが、両社はHorizonIQの事業に中断はなく、今後数カ月間で同社の技術とチームはSummitブランドおよびプラットフォームに統合されると述べています。
この買収はSilver Oak Services Partners, LLCの支援を受けています。
SummitのAndre Wu CEOは次のように述べています。
「Summitの高品質なサービスと高いエンジニアリング能力に、HorizonIQの革新的な自動化技術が加わることで、当社が提供する堅牢なインフラおよびクラウドソリューションをさらに強化できます。」
また、HorizonIQのAli Marashi社長兼CTOも次のようにコメントしています。
「HorizonIQは設立当初から、専用インフラの運用に伴う複雑さを取り除くことに注力してきました。Summitに加わることで、同じシンプルさと自動化をより多くのデータセンター拠点にもたらし、お客様が重要なワークロードを展開する際の選択肢を増やすことができます。」
Summitは世界中の企業に対して、クラウド、データセンター、災害復旧、サイバーセキュリティソリューションを提供しています。同社のウェブサイトによると、データセンターはバージニア州アッシュバーン、ジョージア州アトランタ、イリノイ州シカゴ、コロラド州デンバー、イリノイ州エルクグローブ、カリフォルニア州サンノゼ、ワシントン州シアトル、カナダ・トロント、オランダ・アムステルダム、ルーマニア・ブカレスト、ドイツ・フランクフルト、英国ロンドン、ブラジル・サンパウロ、日本・東京、オーストラリア・シドニーにあります。
一方、HorizonIQはシンガポール、英国、オランダ、そして米国のイリノイ、ニュージャージー、ワシントン、テキサス、アリゾナ、カリフォルニアにデータセンターを運営しています。これらは主にIron Mountain、Evocative、Sabey、TierPoint、Digital Realty、Colt、Telehouseなどの施設を賃借して運用しています。
同社は2023年頃、データセンター企業INAPが2度目の破産から再建した後に設立されました。HorizonIQへのリブランドにより、同社はコロケーションからベアメタルおよびホスティングサービスへと事業を転換しました。INAPが所有していた多くの施設はEvocativeに売却されましたが、現在のHorizonIQはこれらの拠点に引き続きプレゼンスを維持しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
















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