Amazon、バージニア州北部カルペパー郡のデータセンター用地の再区画要求を却下される
バージニア州スティーブンスバーグにある200エーカー以上の土地をデータセンター用に再区画するAmazonからの申請は、地元の計画担当者によって拒否されました。
Star Exponent紙によると、カルペパー郡計画委員会は今週、数十人が参加し真夜中過ぎまで続いた5時間の会議で、Amazon Data Servicesの申請を却下することを5対4で決定しました。
同社は子会社Marvell Developmentsを通じて、バージニア州北部の243エーカーの土地に、合計43万平方フィートの建物2棟からなるデータセンターキャンパスの開発の前段階として区画整理を要求していました。この土地は20420 Germanna Highwayにあり、現在は商用馬牧場/馬術センターとして利用されています。
2月にAmazonがCulpeper郡での開発を検討しているとの報道がありました。 スティーブンスバーグ 地区監督官のSusan Gugino氏は取材に対して、この場所はデータセンターにとって「間違った場所」であると述べています。
Gugino氏は スティーブンスバーグ の敷地について、「農業や歴史的資源を保護したいし、総合計画ではこの地域を工業団地にしたいとは考えていない」と述べました。
この提案には開発に反対する多数の意見があり、多くはデータセンターは現在の郡の工業地帯の土地内にとどめるべきだというものでした。申請書によると、この土地は送電線に近いため理想的だといいます。
American Battlefield Trust、Piedmont Environmental Council、Friends of Cedar Mountain Battlefield、Germanna Foundation、Brandy Station Foundationはいずれもコメントを提出し、申請書に反対意見を述べました。Star Exponentによると、委員会で演説した20数名が、委員会の会議中に提案に反対する意見を述べたといわれています。
AWSは2008年にオープンしたマグノリア乗馬センターがある アイリーン・カーンズ氏が所有する 土地での開発を考えています。
バージニア州北部は世界でも有数のデータセンター市場ですがが、カルペパー郡はそれをほとんど排除しています。同郡には、14年前にオープンしたエクイニクスのデータセンターが4つあります(CU1-4)。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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