マイクロソフトが2021年にスウェーデンリージョンを開設

マイクロソフトは、スウェーデンリージョンの2021年の開設を計画しています。

同社は、 イェヴレ (Gävle)とサンドビーケン(Sandviken)の土地を取得し、その後2019年にマルメ(Malmö)近隣でデータセンターの建設を開始していました。

来年

「スウェーデンにおけるマイクロソフトの35年の歴史や、エネルギー、製造、小売の各セクターにわたる強力なパートナーシップを基に、2021年にはこの新しいデータセンターリージョンからMicrosoft Cloudを提供できる事を楽しみにしている」とマイクロソフトのグローバルセールス、マーケティング、および運用部門のEVP兼プレジデントのJean-Philippe Courtois氏は述べています。

同社はまた、15万人程のスウェーデン国民に対し、Microsoft-friendlyデジタルスキルのトレーニングを実施するとし、今後データセンターを立ち上げる、イェブレ、サンドビーケン、スタファンストルプ各都市近隣の地域コミュニティに向けて、マイクロソフトのハードウェア製品を贈呈しました。

マイクロソフトは昨年、地元の公益事業者であるVattenfallと契約を結び、 100% 再生可能エネルギー による施設への電力供給を実現し、データセンター運用の中でのゼロウェイスト(ごみをゼロにする)の実現に取り組んでいます。また、施設では、再生可能エネルギーのマッチングの目的で、1時間ごとのエネルギー消費量測定をVattenfallの24×7測定システムを使い行っていきます。

「マイクロソフトは、2025年までにデータセンター、ビル、キャンパスの100%再生可能エネルギー化を実現するという野心的なグローバル目標を掲げている」と、Vattenfallの戦略開発部門SVPであるAndreas Regnell氏は述べています。

「Vattenfallは、ひと世代での脱化石燃料(fossil-free)生活の実現を目指しています。マイクロソフトは、再生可能エネルギーマッチングとして、1時間ごとのエネルギー消費量の測定を行うVattenfall 24/7マッチングソリューションを採用する最初のハイパースケールクラウドプロバイダーであり、我々はこの目標達成に向けた支援ができることを誇りに思う。この方法では、月次または年次単位に留まらず、時間単位でのエネルギー源に関する情報を提供し、マイクロソフトは、再生可能エネルギー源を気候へのプラス影響として変換することができるようになる」

スウェーデン企業であるH&M Group、Sandvik Coromant、Accenture Swedenらは、この新リージョンの開設に合わせて、利用を開始するという「意向を表明」しています。

Data Center Dynamics

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