AWS、カナダで2つ目のクラウドリージョンを立ち上げ
カルガリーを拠点とするCanada Westリージョンが始動
Amazon Web Services(AWS)は、カルガリーにカナダで2番目のクラウドリージョン、Canada Westを開設しました。
同リージョンは12月20日にスタートし、同地域の開発者、新興企業、起業家、企業、政府、教育、非営利団体が利用できるようになります。
このクラウドリージョンは、データ分析、セキュリティ、機械学習(ML)、人工知能(AI)を含むAWSテクノロジーへのアクセスを顧客に提供し、3つのアベイラビリティゾーンで構成されています。
AWSは2037年までに、 Canada West とCanada Centralの両リージョンに179億ドルの投資を計画しています。
「AWS Canada West (カルガリー) リージョンの開始により、カナダ全土の顧客とパートナーはアプリケーションを導入するための追加のインフラストラクチャを利用できるようになりました。」と AWS のインフラストラクチャ サービス担当バイスプレジデントである Prasad Kalyanaraman は述べています。
カルガリーを拠点とするクラウドリージョンの計画は2021年11月に初めて発表され、2023年後半から2024年前半の開始が予定されています。
カナダでの主要顧客には以下を含みます。Bell Canada、BlackBerry、Calgary Sports and Entertainment、CI Financial、Keyera、Kidoodle.tv、KOHO Financial、Maple Leaf Sports & Entertainment (MLSE)、National Hockey League (NHL)、Natural Resources Canada (NRCan)、Neo Financial、Nutrien、RBC、SECURE、Sun Life、TELUS、カルガリー大学。
AWSは現在、33のリージョンで105のアベイラビリティゾーンを展開しています。同社はさらに12のゾーンと、マレーシア、ニュージーランド、タイ、AWS European Sovereign Cloudの4つのAWSリージョンを立ち上げる予定です。
Google Cloud はカナダに2つのクラウドリージョンを持ち、1つはモントリオールに、もう1つはトロントに位置します。マイクロソフトはトロントとケベックシティにAzureリージョンを持ち、いずれも2016年にオープンしています。2023年11月、マイクロソフトはケベック州のデータセンター建設に今後2年間で5億ドルを投資すると発表しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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