NFINITがクラウドとデータセンターのアップグレードによりエネルギー効率を向上
LightEdge社傘下のNFINITは、エネルギー効率と重要なインフラの信頼性を高めるため、サンディエゴにある2つのデータセンターで800万ドルのアップグレードを実施中です。
この一連のデータセンターのアップグレードの一環として、NFINITはクラウドインフラ(ハードウェアとソフトウェアの両方)の更新、無停電電源装置(UPS)の交換、新しい冷却装置の増設を行います。NFINITによると、今回投資する設備は、市場で最も持続可能性の高いものだといいます。
NFINITのクリティカル・インフラストラクチャー担当副社長のガブリエル・フォークナー氏は、「当社のインフラへの大規模な投資は、持続可能性、信頼性、コストの安定化という3つの分野で、お客様に大きなメリットをもたらすものです」と述べています。「信頼性は当社のDNAの一部であり、UPS機器への投資は顧客のデータを安全に保つために不可欠です。また、NFINITの電力効率を20%向上させることで、より持続可能な方法でデータの増加傾向に対応するとともに、顧客の電力コスト上昇を軽減することができます。」
「ESGイニシアティブの強力な推進者であるLightEdge社との新たなパートナーシップを背景に、Lightwave Avenueにある当社の旗艦データセンターは、サンディエゴ地域で最も持続可能なデータセンターとなるべく邁進中です。」
LightEdge社は4月にNFINIT社を買収しました。両社は今後、NFINITのエネルギー効率をさらに高めるための投資を計画しています。持続可能性に取り組む LightEdge は最近、 Synetic と提携し、6,800ポンドの電子廃棄物を埋立地から転換し、Circular Computingの森林再生プログラムを支援しました。
この地域の多くのデータセンターとは異なり、NFINITの旗艦施設は、倉庫スペースを転用したのではなく、データセンターとして建設されました。つまり、エアフローや物理的セキュリティなど、効率性と信頼性に関わる重要な考慮事項が最初から最適化されていたのです。今回のアップグレードにより、同データセンターの電力使用効率(PUE)は20%改善され、1.25となります。
データセンターでは、エネルギー効率に加え、稼働率も重要です。多くの停電はUPSの故障が原因なので、最新のUPSを維持することは、データセンターの稼働時間を一定に保つために最も重要な要素の一つです。NFINITの信頼できるメンテナンスプロセスと、社内スタッフとオンコールで対応する現地業者の組み合わせも、過去10年間における同社の業界トップクラスの稼働率と可用性の記録に貢献しています。
「NFINITがお客様の光熱費高騰をできるだけ緩和できるよう、インフラのアップグレードに投資しています」とフォークナー氏は続けます。「過去3年間で、サンディエゴの電力コストはおよそ41%上昇していますが、NFINITはそのうちの13%しかお客様に還元していません。」
Digital Infra Network ( Michael Nelson 記者)より抄訳・転載
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