PUEの生みの親、Christian Beladyがマイクロソフトを退社

データセンター業界の権威、 Christian Belady がマイクロソフトを 約13年の在籍後、退社しました。

Beladyはマイクロソフトでデータセンター先進開発チームを率い、サーバーメーカーのヒューレット・パッカード(HPE)在籍時にはPUE(電力使用効率)という指標を生み出したことで知られています。

マイクロソフトではグローバルデータセンター開発のリーダー、地上/海底ネットワーク、エネルギーポートフォリオのマネジメントなど、数々の要職を歴任しました。

直近では先端開発担当副社長かつ卓越したエンジニアとして冷却、エネルギー貯蔵・生成、自由空間光学、極低温工学における画期的な技術の創出に取り組んでいました。

マイクロソフト社外では、ASHRAEのTC9.9の創設メンバーであり、Green Gridと共同で水利用効率(WUE)と炭素利用効率(CUE)の指標を発表しています。

マイクロソフトのデータセンター・リサーチ担当シニア・ディレクターであるSean James氏は、Beladyのマイクロソフトでの最後の日に、データセンターの一部を引き継ぐよう言われた、と語っています。

「マイクロソフトを離れるのはつらいが、将来の曖昧さ、それがもたらす驚き、そして新たに学ぶことに大きな期待を持っています」と、BeladyはLinkedInの投稿で述べています。

「私の計画は、次の章を考えるためにしばらく休暇を取ることです。次の章も私の愛するインフラ業界になることはあきらかです」



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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