TataとGoogle Cloud、アムステルダム、ニューヨーク、東京に先進的リサーチセンターを開設

ITサービスの世界的リーディングカンパニー、タタ・コンサルタンシー ・サービシズ(Tata Consultancy Services:TCS) は、Google Cloudとの戦略的パートナーシップを拡大し、アムステルダム、ニューヨーク、東京にあるTCS Pace Portのコ・イノベーション(共創イノベーション)先進研究センターに「Google Garages」を開設することを発表しました。

TCS Google Garagesはクラウドソリューションの評価、アプリケーションの開発とプロトタイプ、デザイン思考とアジャイル開発を用いたアナリティクスと人工知能(AI)の機能の適用など、ビジネスチャンスに対応し価値を創造するための没入型体験を提供します。

さらに、Google Cloud上でTCSの豊富なポートフォリオである、業界をリードする製品やプラットフォームを利用することができます。これらには、コアバンキングや金融サービス向けの「TCS BaNCS」、AIを活用して統一されたカスタマージャーニーを提供する小売業者向け「TCS OmniStore」、マーチャンダイジングやサプライチェーン最適化のための「TCS Optumera」、半導体製造における異常検知向けの「TCS WaferWise」などが含まれと言われています。

両社はパートナーシップをさらに強化するために小売業におけるデジタルコンシューマーエクスペリエンスの提供、AIとコネクテッドマシンによる製造プロセスの近代化、金融サービス業界向けのマルチクラウドプラットフォームの構築などを中心に、業界に特化した新しいソリューションを共同開発していきます。

TCSのビジネス・アンド・テクノロジー・サービス部門のビジネスグループヘッド、クリシュナン・ラマヌジャムは、次のように述べています。 「TCSとGoogle Cloudはクラウドの価値を最大限に活用し、より高い回復力、スピード、ビジネス価値を実現することで、企業のビジネスの再構築と変革を支援しています」

「今回の戦略的パートナーシップの拡大と、TCS Pace Portsに開設されるGoogle Garagesは、目的主導型の持続的な成長のためのクラウド導入に必要な能力を企業に提供するのに役立ちます。」

TCSのGoogleビジネスユニットはTCSのドメインに特化したイノベーションとGoogle Cloudの一連のテクノロジーを活用したサービスやソリューションを顧客に提供し、クラウド移行のイニシアチブによるビジネスの成長を支援しています。

TCSは、クラウドのライフサイクルのさまざまな段階の提供と管理を自動化するために、アセット、ブループリント、アクセラレータのライブラリを開発しています。

TCS Pace Portは、TCSと顧客、パートナー、大学、地元の新興企業との間で、学際的な対面式および仮想コラボレーションを可能にするイノベーションハブのグローバルネットワークで、先進技術の迅速なプロトタイピング、研究、商業化を目的としています。

W.Media (Anuradha Nagar記者)より抄訳・転載

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