Digital Realtyがイタリア・ローマで初のデータセンター建設

発表から2年、ついにROM1の建設が始動

米国のデータセンター企業Digital Realtyは、イタリア・ローマで初となるデータセンター「ROM1」の建設を開始したと発表しました。

同社は今週、ROM1の工事が始まったことを正式に発表しました。2027年の完成を予定しており、稼働開始時には3MWのIT容量を提供する計画です。

この施設は、Digital Realtyにとってイタリア初の拠点であり、敷地面積は22ヘクタールです。最終的には213,676平方メートル(約230万平方フィート)に達する可能性があり、イタリア国内でも最大級のデータセンターキャンパスとなる見込みです。

Digital Realtyイタリア法人のマネージングディレクターであるAlessandro Talottaは、次のように述べています。「ローマは南欧の重要な経済拠点であるだけでなく、地中海地域への重要な入り口でもあります。この地域は、グローバルな接続性の新たなハブとして急速に台頭しています。ROM1は、成長市場における高接続・持続可能なデータセンターハブの密なネットワークを構築するという当社の戦略において、重要なマイルストーンとなります。これにより、顧客はヨーロッパ、中東、さらにはその先まで、デジタルインフラを拡張することが可能になります。」

2023年9月に、ローマでの施設計画を初めて発表しました。当初は、2023年第4四半期に着工予定とされていました。

イタリアではミラノが従来の主要なデータセンター市場とされており、ローマにはAruba、TIM/Noovle、Fastweb、Retelit、その他の地元プロバイダーが拠点を構えています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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