Metaがウィスコンシン州で8億3700万ドルのデータセンタープロジェクトを計画

2月にウィスコンシン州と合意

Metaがウィスコンシン州中央部のデータセンター開発に、最大8億3700万ドルを投じようとしています。

Bloombergの報道によると、同社は2月に別名でウィスコンシン州と契約を結びました。「事情に詳しい人物」の話によると、このプロジェクトの背後にいるのはMetaであるようです。

MetaはBloombergへのコメントを拒否しましたが、ウィスコンシン州経済開発公社は、「契約が承認された時点で協力企業を特定するのが慣例 」だと述べています。

Metaのプロジェクトへの投資は複数年に及ぶとのことです。データセンタープロジェクトの詳細は明らかにされていません。

同社は今年初め、AIインフラに重点を置き、2025年に最大650億ドルの設備投資を行う意向を発表しました。その一部には、ルイジアナ州北東部のリッチランド・パリッシュに100億ドルを投じるデータセンターが含まれています。同社はまた、中西部のアイオワ州とデカルブにもデータセンターを持っています。

マーク・ザッカーバーグCEOは、長期的にはAIインフラに「数千億ドル」を費やすと述べています。

マイクロソフトはウィスコンシン州のMount Pleasantでもデータセンターを開発していますが、今年初めに敷地の一部で建設を一時中断しています。同社はまた、2025年1月にケノーシャに240エーカーの土地を取得しています。OpenAIはStargateデータセンタープロジェクトにウィスコンシン州を検討していると報じられています。

今年はCloverleafによる1,000エーカーのデータセンター計画や、無名のエンドユーザー向けのビーバーダムにある520エーカーのデータセンター計画も明らかになりました。

ウィスコンシン州を拠点とする電力会社We Energiesは、データセンター利用者を対象とした新しい電気料金を提案しています。これは、データセンターをサポートするために必要な発電や電気インフラの建設に関連するコストから他の料金支払者を保護するものですが、州内のデータセンタープロジェクトに影響を与える可能性があります。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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