Backblaze、カリフォルニア州のNautilusフローティングデータセンターで1MW容量を契約

ストックトンの施設は、業界平均より70%効率が良いとされている

クラウドバックアップとストレージのプロバイダーであるBackblazeは、カリフォルニア州ストックトンにあるNautilus(以下ノーチラス)社のフローティングデータセンターで1MWの容量を契約し、データセンター・ポートフォリオを拡大した事を発表しました。

昨年開設されたノーチラス社の7MWストックトンDCは、はしけの上に設置されており、自然冷却水の利用が可能になっています。台船は外部の水を取り込み、約15秒間保持し、内部の純水の閉ループから熱交換器を使って熱を伝えます。 CDU からは2.5℃ほど温かい水が排出されます。

「私たちはBackblaze B2 Cloud StorageおよびComputer Backupで世界最大のテクノロジー企業に挑戦している、故に効率性と革新性は私たちの成功の中心となる。ノーチラスははっきりとこの同じ理想にコミットしており、彼らとの協業はエキサイティングだ」と、BackblazeのCEO兼会長であるGleb Budman氏は述べています。

「Backblazeとの契約を喜ばしく思う。パートナーとなったことで、私たちは持続可能な方法で彼らの成長を支援することができるようになる。高度な冷却と電力効率に焦点を当てた当社のデータセンター・ソリューションにより、Backblazeは環境への影響を低減できるだけでなく、TCO(総所有コスト)の削減を実現し、さらに増加する顧客の高い需要に対応し続けることができるようになる」ノーチラス社のCEOに就任したばかりのRob Pfleging氏はこのように述べています。

2021年4月にノーチラス社が立ち上げたストックトンデータセンターは、世界初の浮体式データセンターで、施設周辺の天然水を冷却に利用しています。この データセンター は、水の消費量が正味ゼロであるだけでなく、冷媒や水処理用化学物質も使用せずに稼働しています。また、業界平均より70%以上効率が良いとされ、施設は7MWのクリティカルIT負荷をサポートしています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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