中国、スーパーコンピュータ「Tianhe Xingyi」を公開

中国広州にある国立スーパーコンピューティング・センターが、国産の新型スーパーコンピュータ「Tianhe Xingyi 」を発表しました。

性能ベンチマークは明らかにされていませんが、中国の国営通信社新華社は、天河2号(Tianhe-2、TH-2)を凌ぐ性能だと伝えています。なお、CPUにのみ言及され、アクセラレータについては言及されていません。

天河2号のピーク性能は100ペタフロップスとされ、2018年のアップグレード後の持続性能は61.44ペタフロップス。Tianhe Xingyiはその2倍の性能になるだろうと言われています。

中国はLinpackベンチマークの結果を報告しなくなり、Top500コンペティションにも参加しなくなったため、信頼できる性能の数値を入手するのは困難です。

なお、天河3号(Tianhe-3、TH-3)スパコンに関する公式発表はまだなされていませんが、エクサスケールシステムになるだろうと考えられています。

2021年、Asian Technology Information Programの創設者David Kahaner氏は、天河3号はPhytium 2000+ FTP ArmチップとMatrix 2000+ MTPアクセラレータをベースとし、ピーク1.7エクサフロップス/サステイン1.3エクサフロップスの性能を有し、世界で最も強力なスーパーコンピュータになる(少なくとも米国のFrontierに並ぶ)だろうと述べていました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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