SKテレコム、生成AIスタートアップのAnthropicに1億ドルを投資、通信事業者向けのLLMを構築へ

韓国の通信会社SKテレコムは、話題の生成AIスタートアップAnthropicに1億ドルを投資したと発表しました。
 
この取引の一環として、両社は通信事業者向けに最適化された大規模言語モデル(LLM)の共同開発を行います。LLMは、Anthropicの広範な「Claude」モデルの特定のバリエーションとなり、韓国語、英語、ドイツ語、日本語、アラビア語、スペイン語をサポートし、Anthropicの共同設立者で最高科学責任者のJared Kaplan氏が監督します。
 
完成したAIモデルは、ドイツテレコム、e&、シングテル、SKテレコムが先月設立した業界団体「Global Telco AI Alliance」で共有される予定です。さらにこのAIモデルは、各業界に特化したカスタマーサービス、マーケティング、セールス、インタラクティブな消費者向けアプリケーションに使用される予定です。
 
Anthropic社は、元OpenAIの幹部が設立したカリフォルニアに拠点を置く企業で、既に15億ドル以上の資金を調達しています。SKテレコムの投資部門であるSK Telecom Ventures社は以前、同社に出資していました。
 
その他の投資家の中にはGoogleも含まれており、Googleは当初クラウドの独占契約と見られていた見返りに3億ドルをこの事業に投資しました。しかし、ここ数ヶ月、AnthropicはAmazon Web Servicesの顧客となっている状況のようです。
 
今回の投資について、Anthropicの共同創業者でCEOのDario Amodei(ダリオ・アモデイ)氏は次のように述べています: 「SKT(SKテレコム)は、AIを使って通信業界を変革するという素晴らしい野心を持っています。私たちは、AIの専門知識とSKTの業界知識を組み合わせ、通信事業者向けにカスタマイズされたLLMの構築を行っていけることに興奮しています。業界特化型のLLMは、AI技術をより安全で信頼性の高い形で展開できる可能性が高いと見ています」
 
SKTのRyu Young-sang(リュ・ヨンサン)最高経営責任者(CEO)は、次のように付け加えています。「当社の韓国語ベースのLLMとAnthropicの強力なAI能力を組み合わせることで、当社は相乗効果を生み出し、グローバル通信事業者のパートナーとともにAIエコシステムでのリーダーシップの獲得を期待しています」

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです

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