アラブ金融サービス、UAEのデータセンター業務をエクイニクスに移管

エクイニクスのドバイInternational Business Exchange (IBX)で運用

中東およびアフリカにおけるデジタル決済ソリューションのリーディングプロバイダーで、フィンテックを実現するアラブ金融サービス(Arab Financial Services:AFS)は、UAEのデータセンター事業をドバイのエクイニクス・ドバイ International Business Exchange (IBX) 施設(通称DX1)に移管しました。

AFSは現在、バーレーンとUAEにデータセンターを有しています。中東・北アフリカ(MENA)地域の金融セクターの先駆けであるAFSは、Bank ABCの子会社として設立されました。バーレーン中央銀行の監督下にあり、Bank ABCが株の過半数を所有しているAFSは、数多くの画期的なエンドツーエンドのデジタル決済サービスおよびソリューションを誇っています。

AFSは、デビットカード、クレジットカード、イスラムカードの処理、加盟店獲得、フィンテック、および一連の最先端付加価値サービスなど、数多くの画期的なエンドツーエンドのデジタル決済サービスとソリューションを誇っています。AFSは37の銀行や金融機関から投資を受け、20カ国以上で60以上の顧客にサービスを提供しています。

主要な商業ハブとの接続

AFSは、MENA地域における国際ビジネスの主要な商業ハブの1つに接続することで、顧客に幅広い国際的な機会を提供し、国際的な大手決済企業やAWS、マイクロソフトなどのクラウドプロバイダーとの接続による利益を可能にし、顧客に最高の機会と最高品質の決済エクスペリエンスを提供するというAFSの評価を確固たるものにしています。AFSの最高執行責任者Ghassan Mardiniは次のようにコメントしています。

「エクイニクスはAFSにとって最適なパートナーです。AFSは、デジタルトランスフォーメーションを重要なビジネス上の優先事項として認識しており、決済分野での継続的かつ発展的なイノベーションに取り組んでいます。グローバルなデータセンタープラットフォームを構築することで、俊敏性、回復力、安全性、拡張性に優れた決済ソリューションを提供し、お客様をサポートし、デジタル取引の変革を促進することができます。今日の継続的かつ進歩的なデジタルトランスフォーメーションにおいて、インフラはイノベーションをを促進するものでなくてはなりません。最新のUAEデータセンターは、地域の決済、フィンテック、イノベーションをリードする組織としてのAFSの地位を引き続き強化するでしょう。」

エクイニクスは、現在グローバルで240以上のデータセンターを運営しています。エクイニクスの新しいデータセンターへの接続により、AFSの地域決済処理事業は、次世代のデジタルインフラで事業を拡張するための安全で強力なグローバルデータセンターのプラットフォームを手に入れることができます。エクイニクスのMENAマネージング・ディレクターKamel Al Tawilは次のように述べています。

「AFSとの契約は、エクイニクスがデジタルファースト戦略を推進し、デジタル変革の旅を実現するために、企業から信頼されるグローバルプラットフォームであることを証明するものです。金融サービスを含むさまざまな分野の多くのIT企業は、急速に拡大するデータ要件に対処するため、エッジでのインフラストラクチャとハイブリッドマルチクラウドアーキテクチャの構築に忙しく、ワークロードとデータ保護をデータソースの近くに置くことで、最高の作業環境を実現しようとしています。エクイニクスは、AFSのような確立された重要な企業をサポートし、ビジネスパフォーマンスを加速させ、同社のデジタル変革アジェンダを加速させることができることを誇りに思います。 」

AFSは、バーレーン、UAE、オマーンにオフィスとデータセンターを有しています。同社は、人気の高いデジタルモバイルウォレットを含む決済ソリューションのポートフォリオ、市場をリードする加盟店獲得サービス、バーレーンの主要なデジタル給与ソリューション、グローバルコンタクトセンターなどを提供しています。



W.Media(Venkatesh Ganesh)より抄訳・転載



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