サムスン電子、ネットワーク事業部門の700人を削減し、他部門に配置転換へ

サムスン電子は、ネットワーク事業部門の2割を削減すると発表しました。

先週のBusiness Koreaの報道によると、合計700人の雇用が同社の他部門に再配置される予定だと伝えています。

同社は、主要市場における5G機器需要の鈍化を受けて、同部門の人員削減を選択するに至りました。

昨年、サムスン電子のネットワーク事業部門の売上高は前年比で29.7%減少していました。

5G減速の影響を感じるネットワーク・ベンダーはサムスン電子が初めてではありません。

フィンランドの大手ノキアは10月、2026年までに14,000人を削減する計画を明らかにし、やはり5G機器への需要が一服していることを理由に挙げています。

その前には、スウェーデンのベンダー、エリクソンが全世界で8,500人の従業員をレイオフする計画を明らかにしました。

第5位のRANベンダーであるサムスン電子は今年初め、DCDに対し、Open RAN市場に関するビジネスチャンスを挙げ、「世界のトップベンダー」を目指すと語っていました。

「サムスンは、ある事業に参入する際、4番手や3番手になることは望んでいません 」と、Samsung Electronics Americaのネットワーク事業担当上級副社長であるMagnus Ojert氏は述べています。「我々は最終的にナンバーワンになりたい、世界一、あるいはトップベンダーになりたいのです」

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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