
Vodafone Ideaがサムスンと提携し、ベンガルールで5Gネットワークを開始
3月に続き5G展開を継続
Vodafone Idea(Vi)はSamsung Networks(サムスン)と提携し、ベンガルールで5Gを開始しました。
これは、先月デリーで開始されたキャリアによる5Gローンチに続くもので、Viは失われた時間を取り戻すべく5Gローンチを続けています。
Viは3月にムンバイを皮切りに5Gモバイルネットワークを開始したばかりで、8月までにインドの22の通信サークル(地域)のうち17で5Gを展開したいと述べており、同社はこれらの地域で周波数を取得しています。
同社は先月、5Gを次にマイスールに展開すると発表しました。
Viのデリーでの5G展開は、インド全土で5Gを展開するために同通信事業者が提携している数多くのネットワークベンダーの1つであるEricssonがサポートし、ムンバイでの展開はNokiaがサポートしました。
同社はベンガルールでの5Gサービス開始にあたりサムスンと提携し、昨年締結されたパートナーシップに基づき、サムスンがViの5Gネットワークをサポートし、キャリアの2Gおよび4Gネットワークの近代化を支援しました。
Vodafone Ideaのカルナータカ担当事業責任者であるAnand Daniは、「ローンチした市場における強い反応と堅調なパフォーマンスに後押しされ、需要の増加と5G端末の普及にあわせて、5Gフットプリントの拡大に取り組んでいます。」と述べています。
Vodafone Ideaは3月に続き、5Gネットワークの展開を開始します。
5Gの展開をサポートするため、サムスンはViに、32T32R Massive MIMO無線機を含む多様な周波数帯域にわたる幅広い無線機と、仮想化セントラルユニットとして知られるベースバンドとソフトウェア機能を包含するRANソリューションを提供しました。
5Gの開始とともに、Viはカルナータカ州の4Gインフラも強化し、屋内カバレッジを高めるため、約3,000か所に900MHz帯を配備しました。また、1,800か所で2,100MHz周波数帯の容量を倍増し、1,000か所以上に2,100MHz周波数帯を追加しています。
昨年、Vodafone Ideaの最高技術責任者(CTO)であるJagbir Singhは、Viは今後3年間で既存の4Gサイト7万5,000か所に5G機器を配備すると推定していると述べています。
インド第3位のモバイルネットワーク事業者であるViは、2022年にそれぞれのサービスを開始したReliance JioとBharti Airtelに5G競争で大きく遅れをとっています。
同社のAkshaya Moondra最高経営責任者(CEO)は昨年1月、同社が5Gネットワークを開始するのは「6~7か月先」だと述べましたが、これは実現しませんでした。
一方、サムスンはネットワーク展開をサポートする契約を獲得し続けています。今年初め、このベンダーはDCDに対し、より実績のあるネットワークベンダーと真っ向から対決する用意があると語りました。
Samsung Networks カナダ副社長兼代表のStephen Wiktorskiは、「私たちはチャレンジャーだったと思いますが、もうチャレンジャーではないと思います」と話しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
この記事へのコメントはありません。