高校施設内の配管スペースで仮想通貨マイニングを行っていた男が起訴される
そこはASHRAE基準を満たしていなかったと推測される
マサチューセッツ州コハセットの町職員が、学校の配管スペースで違法な仮想通貨マイニングを行っていたとして起訴さ れました。
施設部長補佐のNadeam Nahasは、今回の電気の不正使用及びコハセット高校に対する器物損壊の容疑について否認を表明しています。
2021年末、学校のボイラー室付近の「高い配管スペース」に、場違いな仮設ダクト、電線、コンピューターシステムがあることに用務員が気づきました。
その後、警察に通報され、施設部長とNahasから機材が示されましたが、Nahasはなぜそんなものが置かれているのかわからないと否定しました。
捜査官は、屋外に排出される「クーラー」の中にあるものを含め、6つのマイニング装置をその場所で発見しました。さらに5つのシステムが、60ヤードほど奥まったところで発見さ れました。
警察の報告書によると、この暗号通貨マイニング設備は2021年4月28日から12月14日まで稼働し、電気代は17,492.57ドルだったとのことです。
米国沿岸警備隊と国土安全保障省が応援に駆けつけた3カ月にわたる捜査は、マイニングの運営者とされるNahasに焦点を絞りました。
Nahasは、プリマス公立学校の元HVACコーディネーターで、Twitter上で暗号についていくつかの言及をしていました – しかし、彼は当初、自身のTwitterアカウントは持っていないと警察に話していました.
捜査官はまた、彼の名義でホームデポから2021年4月と5月の間に5回購入した際の領収書を見つけました。それは、コールマン48qtクーラー、断熱フレックスダクト、extreme weatherホイル、断熱スリーブ、水性シール剤タブ、といったアイテムで、これらはいずれもクロールスペースに置かれていてマイニング作業を容易にするために使われていたものでした。
Nahasは、公判前会議のために5月17日に法廷に引き戻される予定です。
仮想通貨のマイナーは、初期設定コストをかけ、選択した仮想通貨の評価額とマイニングに使う電気代との差額で利益を得ています。
そのこともあり、マイニングで使う電力を無料にする目的で、今回のような配管スペースや公共電力が(不正に)使われたりするケースがあるようです。
昨年、スペインの警察が屋内のマリファナ農園と思い捜査したところ、そこは仮想通貨マイニングサイトであったことが判明する事例がありました。一方、カザフスタン政府は、国内で違法な運用が相次ぐ中、モグラたたきを余儀なくされています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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