ベルギーProximus 社のデータセンター火災、緊急通報電話が一時不通に

先週、ベルギーの通信会社Proximusが運営するデータセンターで火災が発生し、緊急通報用の電話サービスが一時不通となる事態となりました。

「緊急通報番号112、101、100は現在使用できません。緊急の場合は、最寄りの警察署、消防署、または医療サービスに直接連絡することをお勧めします」とベルギー連邦警察はこのように発表しました。

水曜日の朝、112番(消防車、救急車)と101番(警察)の緊急電話への連絡は、30分弱にわたって不通となりました。

地元メディアは、ブリュッセル・エベレのProximus社のデータセンターで発生した火災が障害の原因であると報道しました。火災は午前9時頃に発見され、スタッフの一時避難が行われました。その後、午前10時30分までに通常業務は再開されました。

ベルギーの国家危機管理センターは、この障害の原因はProximus社により現在も調査中であると話しています。

Proximus社はベルギーのブリュッセルのエベレ地区とマシェレン地区でデータセンターを運営しており、その用途は自社および現地でのITホスティングです。

2021年、HCL Technologies社はProximusのプライベート・クラウド・インフラを管理すると発表しました。今年初め、ProximusはGoogleと提携し、ベルギーとルクセンブルグでソブリンクラウド・サービスを提供しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。