
IT障害によりドイツ・バイエルン州全域で車両登録サービスが停止
サービスプロバイダーAKDBの問題
IT障害により、ドイツ・バイエルン州全域で車両登録サービスが停止しました。
PNPやRosenheim24などの地元紙が3月31日付で報じたところによると、バイエルン州自治体データ処理研究所(AKDB)のデータセンターで「技術的な不具合」が発生し、ベルヒテスガーデナー・ランド、アルテッティング、シュトラウビング・ボーゲン、パッサウを含むいくつかの市・地区で登録手続きができなくなっています。
合計で、バイエルン州の登録事務所の約80%が影響を受けています。
シュトラウビング・ボーゲン管区庁のスポークスマン、Tobias Welckは、AKDBの中央コンピューターが影響を受けており、研究所がこの問題に取り組んでいると話しています。
停電の原因についての詳細は明らかにされておらず、解決までの予定も示されていません。
DCDはAKDBに対し、この障害に関する詳細情報を問い合わせています。
AKDBは1971年に設立され、ソフトウェア、ITセキュリティ、コンサルティング、トレーニングサービスを提供しています。同社のウェブサイトによると、バイロイトとミュンヘンに3つのデータセンターがあり、これらは「BSI認定を受けた可用性の高いデータセンター 」で、「AKDBの技術およびセキュリティの専門家によって管理されている」とのことです。
BSIのWEBサイトによると、AKDBのデータセンターはバイロイトオフィスとミュンヘン本社にあります。AKDBのミュンヘン事務所はHansastraße 12-16, 80686にあり、バイロイト事務所はChristian-Ritter-v.-Langh.-Str. 12 95448 Bayreuthにあります。停電がどのデータセンターに影響を与えたかは不明です。
今年初め、バイエルン州議会は、Friedrich-Alexander University(FAU)エアランゲン・ニュルンベルクのNorth Bavarian High-Performance Computing Center(NHR@FAU)を拡張するため、2億7000万ユーロ(2億8300万ドル)の資金を承認しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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