マントラデータセンター、インドのデータセンターに10億ドルを投資
ホールセールコロケーションプロバイダーであり、独立系データセンタープラットフォームを提供するマントラデータセンターズ(MDC)は、10億ドルを投じてインド国内にデータセンターを開発します。
MDCは、ムンバイ、NCR(デリー)、チェンナイ、バンガロール、ハイデラバード、コルカタといった主要なデータハブのそれぞれに、初期IT負荷20MWの最先端データセンター施設を設計・建設・運営すると報じています。
13億の人口を抱えるインドのデジタル分野での成長は、政府によるデジタル化プログラム、インターネットの普及、クラウドの導入拡大、IoT、拡張現実や仮想現実のユースケースの増加、人工知能、5Gの展開などによって促進されてきました。
さらにデータ越境禁止法案のもと、データをローカルに保存する必要があるため、Eコマース、ソーシャルメディア、銀行や金融サービス、保険業に影響を与え、インド国内のデータセンター投資に拍車をかけることが予想されます。
MDCの共同創業者兼マネージングディレクター ジャアンMチャイナニーは次のように述べています。「MDCはこの成長市場で成功するために、強力な経営陣、環境に配慮したエネルギー、最高級のステークホルダー、納期厳守、インド全土にTier 3、4データセンターのネットワークを構築するための適切な立地といった好条件を備えています。我々の目的はインドのデジタル化の中で、お客様のシームレスな成長を支援することです。」
インドのデータセンター市場は、2023年までに85億ドルを超えると予測されており、サードパーティのデータセンターのシェアが拡大しています。
Headwind Consultants社のレポートによると、2021年上半期に発表された世界のデータセンターへの投資額は約1,000億ドルにエスカレートしており、インドは米国に次ぐ最大の市場とされています。
JLL(ジョーンズラングラサール)の報告書によると、ムンバイは国内の主要なDCハブになると予想されています。
ムンバイ には199MWのIT負荷と、9本のインターネットケーブルがあり電力供給が確保されていることから、国内の主要なデータセンターのハブとなっています。
最近では、Adani Enterprises社がノイダに34,275平方メートルの土地を割り当てられ、約2,400億ルピーを投じてデータセンターを設立しました。ノイダのデータセンターは国内でも「最大級のデータセンター」になるようです。
2020年12月、Adani Groupはチェンナイに約3億4,000万ドルを投資してハイパースケールデータセンター施設を設置することを発表しました。
またAdani社は、世界的なコロケーションサービスプロバイダーEdgeConneX社と提携し、インド国内の再生可能エネルギー発電所を電源とする1GWのデータセンターキャンパスを国内に建設・運営しています。市場では、オンプレミス型のインフラソリューションの導入が引き続き拡大しています。
また、インド決済公社、インドステイト銀行、タミル・ナードゥ州IT局が、国内の自社施設に投資しています。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。