Lenovo、フィリピンでデータセンター・サービス市場に参入

中国の多国籍テクノロジー企業Lenovoは、フィリピンで発展中のデータセンター市場に参入することで、フィリピンでの商業サービスを拡大する方針です。

世界的に、パンデミックによってデータセンターへの需要が高まっていますが、フィリピンも例外ではありません。昨年から、複数のプレイヤーがフィリピン全土に施設を建設する意向を示し、現地のデータセンター業界は活況を呈しています。

Lenovo中央アジア太平洋地域ゼネラルマネージャーのKumar Mitra氏によると、フィリピンが新しいビジネスを誘致するための最優先事項の1つは、デジタル・トランスフォーメーションだそうです。そして、フィリピンのデジタルトランスフォーメーションは、パンデミックの後期に向けて加速しており、次のステージはデータセンター、つまり企業のバックエンドで、顧客が共鳴する同様のクラウド型体験を求め続けると考えているそうです。

「フィリピンで最も成長する分野はデータセンターの再編成だと考えているので、成長の観点からもフィリピンは非常に大きなチャンス市場です」とMitraは述べています。

さらに、Lenovo Data Center Group-Asia Pacificの社長Sumir BhatiaとLenovo Infrastructure Solutions GroupのカントリーマネージャーClark Poppleは、数々のサービスやSMARTソリューション、国内の新興技術企業とのコラボレーション計画について説明しました。

「パートナーシップは、常に私たちのDNAの中にあります。私たちは、ここフィリピンでも、その他の国でも、このパートナーシップを築いてきました。そして、このパートナーシップによって、すべての関係者にとって優れたソリューションを生み出すイノベーションを確立してきました。私たちは、それをさらに発展させたいと考えています」とBhatiaは語りました。

さらに、エッジコンピューティング、クラウドコンピューティング、アナリティクス、AI(人工知能)などの数々のスマートテクノロジーソリューションや、Lenovo Truscaleなどの関連サービス、そしてさまざまなパートナーとともに、Clark PoppleはここフィリピンのデータセンターとISG産業の可能性を信じ、関心を集め続けているのだそうです。

データセンターに対する今後の需要は、企業による堅牢なデータインフラへの要求の高まりによっても促進されると予想されます。インターネットへの依存度が高まることで、データ消費量が増加し、より多くの企業がデジタル化を進め、クラウドプラットフォームに依存して完璧なオペレーションを行うようになるため、将来的にデータセンターの需要を支えることになると予想されます。

W.Media(Hazel)より抄訳・転載

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