YTLとNvidia、マレーシアでの43億ドルのAIインフラ整備計画を発表

YTL Power International Bhd (YTL)は、東南アジアにおける人工知能(AI)インフラストラクチャの発展を目指し、米国の著名な多国籍テクノロジー企業であるNvidia Corp.と戦略的協力関係を結び、総額43億ドル(およそ6,300億円)にのぼる投資構想を発表しました。

この開発は、YTLがジョホール州クーライに建設した500MWの巨大施設であるYTL Green Data Center Park内に最先端のAIインフラを構築することを中心に進められています。

このベンチャーでは、YTLの通信事業部門であるYTL Communications Sdn Bhdが全国にAIコンピューティングサービスを提供するために、AIインフラの所有権と運営管理を引き受けます。

見通しでは、このAIインフラ構想により、マレーシアは2024年半ばまでに最も高速なスーパーコンピュータを保有することになるとみられています。YTLとNvidiaの協業パートナーシップは、技術的な進歩にとどまらず、急速に拡大する東南アジアのAIエコシステムを強化し、同時にマレーシアの半導体製造における支配的な力としての願望に貢献します。

マレーシアのAnwar Ibrahim首相は、マレーシアでの大規模な投資は、外国人投資家、特にテクノロジー大手にとって最高の投資先としてのマレーシアの魅力を強化するものであり、この地域における主要なハブとしての地位を再認識するものであると表明しました。

このコラボレーションは、マレーシアの技術的地位を高めるだけでなく、経済全体の展望と、急成長する人工知能分野における国際競争力を大幅に強化することになります。

W.Media (Hazel Moises記者)より抄訳・転載

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