キンドリル、HPEとプライベート5Gパートナーシップ締結
データ通信専用のユニファイドSIMサービスも開始
キンドリルはヒューレット・パッカード・エンタープライズ(Hewlett Packard Enterprise:HPE)と戦略的パートナーシップを締結し、HPEのAthonet部門と協力してLTEおよびプライベート5Gサービスを開発・提供します。
同社は今週、スペインのバルセロナで開催されたモバイル・ワールド・コングレス(MWC)でこの発表を行いました。
これとは別に、キンドリルは、産業環境全体でモバイル機器に改善されたプライベートLTE/5G接続を提供するために設計された、統一されたマルチIMSI SIMサービスを開始しました。
HPEとの契約は、キンドリルの顧客がHPEのWi-Fi 6ソリューションのArubaポートフォリオにアクセスできるようにする既存のパートナーシップを拡張するものです。
HPEは、コネクテッド・クラウド・ツー・エッジを拡大する計画の一環として、ちょうど1年前にイタリアを拠点とするAthonetを買収しました。
HPEとの提携は、キンドリルのプライベート無線ネットワークの顧客が、同社のオープン統合技術サービスプラットフォームであるキンドリル・ブリッジを活用できるようになることを意味します。
キンドリル・ブリッジの利用は、顧客がITインフラを自動化し、ネットワーク・ダウンタイムのリスクを低減し、平均修復時間を改善できることを意味します。
キンドリルのグローバル・ネットワーク&エッジ・コンピューティング・プラクティス・リーダーであるPaul Savillは、「プライベートLTE/5Gサービスを我々の共同機能に加えることで、我々は新たな市場と顧客を獲得し、大規模でグローバルな企業のビジネスの近代化、革新、安全性を支援するために、我々が最も得意とすることを共に行うことができます」と語りました。
同社はまた、産業環境向けに設計されたマルチIMSI SIMサービスも開始しました。
キンドリルは、このサービスはデータ通信のみで、世界の通信事業者を通じて150カ国以上にサービスを提供できるとしています。
このサービスの主な特徴は、顧客がLTE/5Gと公衆モバイルネットワークを切り替えて、最適な接続パフォーマンスとコスト管理を実現できることです。
ネットワークが停止した場合、キンドリルのユニファイドSIMは自動的にプライベートとパブリックのワイヤレスネットワークを切り替えます。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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