One New Zealandが3Gの終了を2025年3月に延期

本来は今年8月にサービスを終了する予定

One New Zealandは、2025年3月31日に予定されていた3Gサービスの終了を再延期しました。

Vodafone NZは当初、2024年8月31日に3Gを終了すると発表していましたが、現在では、他の国内通信事業者であるSparkと2degreesと共に、来年3Gサービスを終了する予定です。

One New Zealandの最高技術責任者(CTO)であるTony Bairdは、次のように述べています。「この延長は、顧客にもう少し時間を与えるためにあります。顧客が音声通話やモバイルデータを3Gに依存している古い携帯電話からの切り替えを行ったり、モノのインターネット(IoT)の顧客が、現在3Gネットワークを使用しているデバイスを交換したりするための猶予期間です。」

「海外の通信事業者は3Gを停止しています。これも顧客が最新の携帯電話を持つ必要がある理由のひとつです。」

同通信事業者はまた、2025年12月31日に2Gネットワークを停止することも明示しました。因みに、One NZが初めて2Gネットワークに切り替えたのは1993年でした。

Bairdは、同社の4Gと5Gの展開は「順調」に続いているとし、過去18ヶ月で全国500以上のサイトを構築・アップグレードし、2024年にはさらに数百のサイトを構築する予定だと述べました。

今年後半には、One NZがSpaceXと共同でテキストサービスを開始し、2025年には音声とデータも開始する予定です。

隣国のオーストラリアでは、政府は3Gから4Gへの切り替えを「より安全な方法で」管理するため、Telstra、Optus、TPG、オーストラリア移動通信協会(AMTA)で構成されるワーキンググループを設立すると発表しました。これにより、オーストラリアにおける3Gの停止計画は遅れるかもしれません。

このワーキンググループの結成についての発表は、4G端末を使用する推定74万人のオーストラリア人が、3Gの停止によって影響を受ける可能性があることが明らかになった後に行われました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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