ブラジルのODataが、Alignedの無水冷却システムDelta3を採用

親会社の無水冷却技術を採用

ブラジルのデータセンター企業であるODataは、親会社であるAlignedが設計した冷却システムを導入しました。

導入されたのは、Aligned独自の特許出願中の空冷技術、デルタ・キューブ(Delta³) です。

この冷却システムは、データホールに冷気を送り込むのではなく、ラックの排気から熱気を取り込んで熱を除去します。冷却アレイは4フィートで350kWの排熱を提供し、最大50kWのラック密度をサポートします。

ブラジルのユニットは、パラナ州アラウカーリアにあるMuntersのブラジル工場で生産されています。

ODataのRicardo Alário最高経営責任者(CEO)は、次のように述べました。「この最先端技術をラテンアメリカのデータセンターに導入することで、ブラジル産業の成長を促進し、同地域に強固なデジタルインフラを構築するという当社のコミットメントを実現できることを嬉しく思います。Delta³の採用は、技術的な卓越性、環境の持続可能性、顧客の進化する要件を満たすための継続的なイノベーションに対する当社の継続的なコミットメントを例証するものです。」

ODataはAligned Data Centersの子会社として、2023年5月に買収されました。同社は、ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコを含むラテンアメリカ市場全体で施設を運営しており、さらに多くの施設を開発中です。

米国のデータセンター企業であるNetralityも、テキサス州ヒューストンにあるFannin通り1301番地の施設で、AlignedのDelta³システムを使用しています。

Alignedは、Delta³と統合可能なDeltaFlow~と呼ばれる液体冷却システムを1月に発売しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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