StargateAIデータセンターキャンパスに天然ガスプラントを計画
発電能力は360.5MW
テキサス州アビリーンの最初のStargateデータセンターの開発者は、データセンターに天然ガス発電所を併設する申請を提出したことが、公開された書類で明らかになりました。
Business Insiderが最初に報じた申請書によると、この発電所が稼働すれば、データセンターに最大360.5MWの電力を供給できることが明らかになりました。申請書によると、発電所の開発には最大5億ドルかかる見込みとのことです。
先週発表されたStargateプロジェクトは、OpenAI、Oracle(オラクル)、ソフトバンク、投資会社MGXのジョイントベンチャーです。いずれも今後4年間でAIインフラに最大5000億ドルを投資することを約束しています。両社によると、投資総額のうち1,000億ドルは「直ちに」導入される予定ですが、現実は依然として不透明です。
申請は、最初のStargateの場所として広く宣伝されているProject Ludicrousの所有者である、AIデータセンター開発者Crusoeと協力しているコンサルティング会社によって、テキサス州環境品質委員会に提出されました。この許可に含まれる敷地は、Project Ludicrousと住所を共有しています。
大気汚染防止法(Clean Air Act)のタイトルVに基づく10基のシンプルサイクル天然ガスタービンの許可申請は、現在審査中です。
このアプリケーションは、タービンが「データセンターとコンピューティング」に「プライマリおよびバックアップ電源」を提供することを示しています。
申請書によると、タービンは「オンサイト専用」で、発電所が直接データセンターに電力を供給します。
報道によると、GE Vernovaがタービンの半分を供給し、Caterpillar Inc.の子会社であるSolar Turbinesが残りの半分を供給します。
また、ディーゼル発電機の設置許可もすでに下りています。
このニュースは、太陽光発電とバッテリーがプロジェクトのエネルギーソリューションの一部を構成するという報告に続くものです。少なくとも一部の電力は、太陽光発電とバッテリーソリューションを開発するソフトバンク子会社のSB Energyから供給される予定です。
オフグリッド天然ガスは、データセンター開発者が拡張可能で発送可能な電力を求めていることから、ますます人気が高まっています。その結果、テキサス州のような州は、いくつかのデータセンター企業が天然ガス供給会社と供給契約を結ぶなど、活動の温床となっています。
先週、New Era HeliumとSharon AIは、米国テキサス州西部のパーミアン盆地に250MWのオフグリッド天然ガス発電データセンターを資金調達、開発、建設する合弁事業を最終決定しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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