アリババがマレーシアに3つ目のデータセンターを開設

中国の大手ハイテク企業アリババグループのクラウドコンピューティング部門であるAlibaba Cloud (アリババクラウド)は、火曜日にマレーシアに3つ目のデータセンターを開設し、10月にはフィリピンに2つ目のデータセンターを、開設する計画を明らかにしました。この拡張により、アリババクラウドは、安全で弾力性がありスケーラブルなクラウドサービスに対する世界的な需要の高まりに確実に対応できるようになると、同社は述べています。また、タイ、メキシコ、韓国でのインフラ投資も発表しています。

アリババクラウドはまた、シンガポールでグローバルコンピテンシーセンターを立ち上げ、業界全体でAI導入を加速させる手助けをすると述べました。このセンターは、5,000社以上の企業と10万人以上の開発者が、高度なAIモデルにアクセスできるよう支援します。

報道によると、アリババのEddie Wu最高経営責任者(CEO)は、水曜日にシンガポールで開催された同社イベントでのビデオメッセージの中で、「グローバル化はアリババクラウドの長期戦略です」と述べました。

同氏は今後3年間で、中国、日本、韓国、東南アジア、中東、ヨーロッパ、アメリカ大陸におけるグローバルクラウドネットワークの構築を加速させると語ったとされています。クラウドコンピューティングとAIインフラを強化するために、530億米ドル以上を投じる予定です。アリババは、AIに投資し、QwenのAIモデルを中心に独立したサービスを構築し、クラウドサービスのグローバル展開を進めています。

W.Media ( Jan Yong 記者)より抄訳・転載

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