Microsoft、OpenAIのStargate計画で見送られたCrusoeアビリーンの電力容量確保に向け交渉中

数百MWに及ぶ容量をリースする見込み

Microsoftが、テキサス州アビリーンにあるStargateキャンパスで、数百MW規模のデータセンター容量をリースするための交渉を進めていると報じられています。

このキャンパスは、テキサス州にあるLanciumのクリーンキャンパス内で、Crusoeによって開発されており、昨年5,000億ドル規模の共同事業が発表されて以来、最初に稼働するStargateプロジェクトとなります。

現在稼働中の施設は、OracleがOpenAI向けに運営しており、昨年9月に2棟のデータセンター施設が稼働しました。年内にはさらに6棟が完成する予定で、合計容量は約1.2GWに達します。

当初、OpenAIとOracleは、このサイトを2GWまで拡張する計画でした。しかし、資金調達の課題やOpenAIによる需要予測の頻繁な変更、Stargateに対する見方の変化などにより、拡張計画は断念されました。両社は代わりに別の場所で容量を確保する予定です。

The Informationの報道によると、Microsoftはこのキャンパスの施設をリースするため、すでに詰めの交渉を行っているとのことです。

Microsoftはデータセンター拠点を急速に拡大しています。直近の決算説明会では、前四半期だけで1GWのデータセンター容量を新たに稼働させ、2025年全体では2GWの容量が確保される見込みです。同四半期の設備投資額は過去最高の375億ドルに達しましたが、この増加傾向が今後も続くとは予想されていません。

Microsoftに加えて、Metaも交渉を行っているとされます。契約容量は600MWに及ぶ可能性があり、段階的に導入される見通しです。

また、Oracleが撤退した後、NvidiaがCrusoeに対して1億5,000万ドルの補償金を支払ったと報じられています。これは、自社のハードウェアが確実に導入されるようにするための措置と見られています。

なお、Nvidia、Crusoe、Microsoftはいずれもこの件に関してコメントを控えています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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