耐震プレハブのローマデータセンターが5週間で建設

2,800万ユーロの本施設は100%リサイクル可能な資材を使用

金融紙『Il Sole 24 Ore』の報道によると、IT企業のSirti Digital Solutionsは、イタリア造幣局向けにプレハブ式データセンターをわずか5週間で納入しました。

これはイタリア国内で最大規模のプレハブ式データセンターであるとみられています。

総額2,800万ユーロ(3,250万ドル)のこのプロジェクトでは、総面積約1,200平方メートル(12,915平方フィート)の施設が建設されました。施設内には200台のラックが設置され、総IT容量は1.5MW、2Nアーキテクチャで設計されています。

フル稼働時のPUEは1.25以下です。

このデータセンターは、空調設備企業のHiRefと通信機器サプライヤーのSmittによる合弁事業によって建設され、現場で組み立てられた44個のモジュールからなるプレハブ式モジュラーシステムが採用されています。

報道によると、この施設は100%リサイクル可能な材料で作られており、コンクリートは一切使用されていません。

また、ミラノ工科大学と共同開発した免震装置を組み込むことで、耐震性を確保するように設計されていることに加え、時速200km(124マイル)を超える強風を含む、過酷な気象条件にも耐えることができます。

同紙によると、Sirti Digital Solutionsは5年間の運用・保守契約も獲得しました。

イタリア政府は、国民が公的書類や行政手続きを管理するために使用する公共サービスアプリ「IO」を運用するために、このデータセンターを利用する予定です。

HiRefのイタリア担当営業・マーケティングディレクター、Nicola Rossiは『Energia & Mercato』紙の取材に対し、次のように述べました。「このプロジェクトは、HiRefだけでなく、デジタルインフラ業界全体にとって重要な一歩となります。課題は単に大規模なデータセンターを建設することではなく、極めて重要な環境において、セキュリティ、継続性、持続可能性を確保できるシステムを構築することでした。私たちはグループ内の多様なスキルを結集させ、設計、技術、製造能力を統合することで、ベンチマークとなるインフラを構築することを目指しています。」

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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