AWS、UAEクラウドリージョンを開設
中東に2つのリージョン展開し、イスラエルリージョンも開発中
Amazon Web Services(AWS)は、UAEに新たなクラウドリージョンを開設しました。
「アラブ首長国連邦のAWSリージョンがオープンした 」と、同社は今週発表しています。「正式名称はMiddle East(UAE)、API名はme-central-1です。アラブ首長国連邦でのワークロードのデプロイとデータの保存のために、今日から利用可能です。」
2021年に初めて発表され、2022年前半に稼動する予定でした。ほとんどのリージョンと同様に、UAEは3つのアベイラビリティゾーンで開設されます。同社は、新リージョンのデータセンターがどこにあるのか、詳しくは明らかにしていません。
同社が中東でリージョンを開設するのは、2019年にバーレーンで開設したリージョンに続いて2つ目。また、イスラエルでもリージョンを展開しています。
今回の開設により、AWSは世界27の地理的なリージョンで87のアベイラビリティゾーンを運用することになりました。今後は、オーストラリアのメルボルン、カナダのカルガリー、インドのハイデラバード、イスラエルのテルアビブ、ニュージーランドのオークランド、スペイン、スイスのチューリッヒで、さらに21のアベイラビリティゾーンと7つのAWSリージョンを計画中だそうです。
マイクロソフトは、中東のAzureリージョンを今月初めに開設したカタールと、2019年に開設したUAEのドバイリージョンを持っています。ドバイと同時に開設されたアブダビリージョンは、その後上場廃止となり、予約制のアクセスゾーンに変更された可能性があります。また、イスラエルではクラウドリージョンの開発を進めています。
Googleは、イスラエル、サウジアラビア、カタールでリージョンを展開しています。
オラクルは現地の通信会社Etisalatと提携した施設を開設した後、2020年にドバイに初のUAEクラウドリージョンを開設しました。同社は現在、中東で計画している6つのクラウド施設のうち、UAEに2つ、サウジアラビアとイスラエルにそれぞれ1つ、計4つの施設を開設しています。また、サウジアラビアの新都市Neom CityのテナントとなるMoUを最近締結しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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