長年AWSの幹部を務めたCharlie BellがMicrosoft Azureに移籍
AWSでのトップの座を逃した後
Amazon Web Servicesを支えてきたキーパーソンの一人が、ライバルであるMicrosoft Azureに移籍するために同社を去りました。
Charlie Bell(チャーリー・ベル)は、AWSに15年(Amazon全体では23年)在籍し、長い間、クラウド部門の責任者であったAndy Jassy(アンディ・ジャシー)の後任として有力視されていました。しかし、今年の夏の初めにAmazonのCEOに就任したJassyは、SalesforceのAdam SelipskyをAWSのトップに任命しました。
Bellは、1998年に自身の会社であったServer Technologies GroupがAmazonにより買収された後、取締役としてAmazonに入社しました。その後2006年に創業間もないAWS部門に移り、価格設定やソフトウェア開発、更にクラウド事業に関する重要側面のマネジメントに携わりました。
Amazonのシニアリーダーシップチーム「S-Team」のメンバーとして、BellはAWSの成長に貢献しました。同社では彼はSelipskyと同期でしたが、SelipskyはTableauのCEOに就任するために同社を去りました。Selipskyの復帰により、Bellはかつて会社の対等な立場であった彼の部下となるはずでした。
Business Insiderによると、この退任は同僚にとっても驚きであり、直属の部下の多くは、就任最終日になって初めて知ったと話しています。今後はAWSインフラストラクチャー部門SVPの Peter DeSantis(ピーター・デサンティス)がBellの「ユーティリティー・コンピューティング」の仕事を引き継ぎ、VPの Prasad Kalyanaraman(プラサド・カリャナラマン)がインフラストラクチャーとネットワークサービスの責任を引き継ぐとCNBCは報じています。
彼がマイクロソフトでどのような役割を担うかは明らかにされていませんが、EVP兼最高人事責任者であるKathleen Hoganの直属となるようです(ただし、これは一時的なものかもしれません)。
Amazonとマイクロソフトは、BellがAmazonとの競業避止義務契約に違反することなくどのような仕事ができるのかについて、引き続き交渉中です。
Bellはまだこの動きについてのコメントはしていません。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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