Twitter、AWSとのパートナーシップを拡大、フィードをクラウドに移行

そしてAmazonのカスタマイズArmチップを利用する予定

Twitterが、より多くのワークロードをAWSへ移行させようと計画しています。

同社は、そのリアルタイムサービス基盤にAWSを採用します。これは、同社のコアプロダクトがクラウドプラットフォーム上にホストされる初の動きです。同社は以前、画像、動画、広告コンテンツをサポートするストレージ、コンピューティング、データベース、コンテンツ配信サービスではAWSを利用していましたが、メインのフィードに関しては ホールセールデータセンター で稼働させていました。

AWSが停止した場合、どこに文句を言えばよいのか?

Twitterは、RagingWire(現NTT)のサクラメント施設、およびQTS Realtyのアトランタ・データセンターでの大規模なリース契約を含め、独自のデータセンターフットプリントを引き続き運用していきます。しかし、同社は現在AWSと協力して、オンプレミスとクラウドホスティングにまたがるアーキテクチャの構築を計画しています。

Twitterは、クラウドベースのワークロードと共に、AmazonのカスタマイズArmプロセッサで動作するAWS Graviton2ベースインスタンスの利用を計画しています。Twitterは引き続きCDNサービスにAmazon CloudFrontを使用し、データベースのニーズに対してはAmazon DynamoDBを使用します。尚、同社は2018年にGoogle Cloudとコールドストレージを扱う契約を締結しましたが、その契約が今も継続しているかどうかは明らかではありません。

TwitterのCTO Parag Agrawal氏は、次のように述べています。「我々がグローバルに成長していく中、Twitterが公共の議論の場の提供に使うインフラをAWSと共に拡張できることをうれしく思う」

「AWSとのコラボレーションは、AWS Graviton2インスタンスのArmベースアーキテクチャの活用と同時に、ユーザに近いデータセンターからツイートを提供できるようになるため、Twitter利用ユーザのパフォーマンスを向上させるだろう。我々のインフラの拡張を支援してもらうだけでなく、AWSとの今回の連携により、我々はAWSの多様で成長するサービスのポートフォリオを適用し、機能をより迅速に提供できるようになるだろう」

AWSのセールスマーケティング部門VPのMatt Garman氏は、次のように述べています。「リアルタイム・ワークロードをAWSのインフラ基盤とサービスに依存するというTwitterの決定は、Twitterを利用する人々のエクスペリエンスを損なうことなく、グローバルフットプリントの瞬時の拡大・縮小を実現する」

「AWSコンテナサービスを使い、オンプレミスとクラウドのシームレスなハイブリッド環境を構築することで、Twitterは革新され、新たなエクスペリエンスを迅速かつコスト効率よく提供できるようになる」

現在の米国大統領のお気に入りのはけ口であるTwitterは、月間アクティブユーザ数が3億3000万人を超え、世界で46番目にアクセス数の多いWebサイトとなっています。

Data Center Dynamics

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