Edge Centres、香港の施設建設に着手

クアラルンプールでのプロジェクト完了後、粉嶺で開始

オーストラリアのエッジデータセンター会社Edge Centresは、香港の施設での作業を開始しました。

「香港の粉嶺にあるEC91でフィットアウトが始まりました 」と同社は今週LinkedInで述べています。「10月31日にフル稼働する予定で、ラックとネットワーク機器の設置を開始しました。」

Edge Centresは、オンサイトの風力発電や太陽光発電で電力を供給し、バックアップとしてメイングリッドに接続するモジュール式の「オフグリッド」データセンターを提供するオーストラリア企業です。各施設には、1MW弱の太陽光発電インフラ、48時間稼働のバッテリー、UPSバックアップ装置が装備されており、1kWのクォーターラック64台をサポートしています。同社によると、これらの施設では、使用量以上の電力を生産することができるといいます。

従来はオーストラリアが中心でしたが、最近、アジアへの進出計画を発表しています。香港のほか、マレーシアのクアラルンプール、ベトナムのホーチミン、タイの3カ所でプロジェクトを計画・開発中です。EC61チェンマイを皮切りに、EC62プーケット、EC63コンケーンに展開する予定です。

また、マレーシアのジョホール、イポー、ペナン、インドネシア、フィリピン、日本、ベトナムの3カ所でも調査を進めているとのことです。同社は以前、日本に2つの施設を建設する計画を発表していますが、その状況は不明です。

ECのジョナサン・イーブスCEOは以前、DCDに対して「アジアの地域は、オーストラリアの地域と同様にサービスが行き届いていない」と語っていました。「しかし、アジアにはDXNやLeading Edgeのような競合は存在せず、彼ら(現地のデータセンター開発業者)はハイパースケールタウンに非常に注力しています。」

同社はオーストラリアで12近いプロジェクトを展開しており、最近米国での展開計画も発表しました。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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