マイクロソフトがスペイン・アラゴンの新データセンターに71.6億ドルを投資
マドリードのクラウドリージョン立ち上げに続く
マイクロソフトは、スペイン北東部アラゴン地方で新しいデータセンターを開発するため、66億9000万ユーロ(71億6000万ドル)の投資を計画しています。
投資期間は、今後10年間を予定しています。
El Heraldoの報道によると、アラゴン州政府は、マイクロソフトがサラゴサ市郊外にデータセンターを建設するための許可を申請したことを発表しました。
データセンター・キャンパスは80ヘクタールに及ぶとのことです。
スペインのデジタル・トランスフォーメーション大臣であるJosé Luis Escriváは、次のように述べました。 「マイクロソフトの新しいデータセンターは、スペインとヨーロッパの他の地域に最先端の持続可能で安全なAIソリューションを提供します。」
「マイクロソフトが最先端のインフラとサービスの展開のため、再びスペインに投資することを嬉しく思っています。デジタルトランスフォーメーションの最前線における、わが国の位置づけに貢献してくれるでしょう。」
敷地はVillamayor de Gállegoにあり、Costa Groupが開発中の大規模な農業食品物流複合施設に隣接しています。このプロジェクトは、地域に900人の雇用をもたらすことが期待されています。
マイクロソフトが最初にこの計画を発表したのは、2023年10月でした。
この最新の発表は、同社がマドリードで開始したクラウドリージョン、スペイン・セントラルに続くものであり、マイクロソフトが2024年から2025年にかけてスペインに21億ドルを投資するというコミットメントの一環として発表されました。
Googleはスペインのリージョンを立ち上げた最初のハイパースケーラーで、2022年5月にマドリードにリージョンを開設しました。このクラウドリージョンは、Telefónicaとの提携により開発されました。
Amazonも、同年11月、アラゴンにAWSのクラウドリージョンを開設しました。また、サラゴサ周辺や、 Villanueva de Gállego、El Burgo de Ebroにも開設されたと報じられています。2024年5月、AWSはアラゴンリージョンの拡大に157億ユーロ(約170億円)を投資し、地元政府の支援を受けると発表しました。
Oracleも、9月にマドリードリージョンを開設し、第2リージョンの計画も進行中です。GoogleとOracleの両リージョンも、Telefonicaとの提携で開発されました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Caféが日本向けに抄訳したものです。
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