STACK、東京郊外に36MWのキャンパスを開発中
オークツリー・キャピタルと提携し、印西市に2棟を建設予定
スタックインフラストラクチャー(STACK)は、東京郊外に新しいデータセンターキャンパスを開発予定です。
IPI Partnersの支援を受ける同社は今週、 Oaktree Capital Management, L.P. (オークツリー) が運用するファンドと提携し、千葉県印西市に36メガワットのデータセンターキャンパスを開発することを発表しました。
このプロジェクトは2022年第2四半期に着工し、第1フェーズの容量は2023年第4四半期に提供される予定です。2.3ヘクタールのキャンパスには、18メガワットの建物が2棟建設される予定で、将来的にはキャンパスの拡張も可能です。
STACKの アジア太平洋地域担当最⾼経営責任者 ピットハンバー (プリート)・ゴナは、 次のように述べています。「STACKの⽇本進出は、我々の顧客にとって戦略的に重要な市場で継続的に拡張していく事を実証するものです。ハイパースケールの顧客にとって重要なロケーションである⽇本への進出決定は、STACKが当社のパートナーシップモデル、資本、専⾨知識および業界をリードする⼈材をSTACKプラットフォームに引きつける能⼒を活⽤できることを実証しています。」
オークツリーのシニアバイスプレジデントである⾼橋 秀弥 は、 「⽇本におけるこの重要なエリアにおいて、STACK社の国際展開を加速させるためのパートナーになれることをうれしく思います。STACKの業界をリードする⾰新的な技術ソリューションと、この地域で理想的なロケーションとインフラを提供してきたオークツリーの経験が組み合わさることで、顧客の最⾼レベルの期待を上回る36MWのキャンパスが誕⽣するでしょう。」と述べています。
投資会社IPI Partnersが旧InfomartとT5の資産を合併し、新しいホールセールコロケーションプロバイダーとして2019年初めに立ち上げたSTACKは、2021年10月にAPACに進出する計画を発表しました。同社はまず日本の東京と大阪をターゲットとし、その後まもなくシンガポール、香港、韓国、オーストラリア、その他のアジア太平洋市場に参入する予定です。
日本のデータセンター市場は、熱気を帯び始めています。Colt、Digital Edge、Digital Realty、エクイニクス、Vantage、AirTrunk、STT GDC、レンドリース、Princeton Digital、ESR Caymanなどの企業が日本で施設を開発・買収しており、その多くが東京の首都圏に集中しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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