イーロン・マスクの生成AIスタートアップ、xAIが10億ドルの資金調達へ

新規株式公開をSECに申請

イーロン・マスクが設立したAIスタートアップxAI(旧X.AI)は、株式公開で最大10億ドルを調達することをSECに申請しました。
 
そのうち1億3400万ドルについては非公開の投資家4人からすでに調達しているとのことです。X(旧Twitter)の投資家もxAIの25%を所有することになるが、両社は別会社です。
 
マスクはxAI用に何千ものハイエンドNvidia GPUを取得しており、新たに調達した資金の多くは、さらに多くのGPUの購入に充てられると思われます。
 
このスタートアップは独自の大規模言語モデル「Grok」を開発しましたが、現時点ではライバルであるOpenAIのChatGPTよりも小さく、性能も低い状況です。しかし、同社のシステムは「他のほとんどのAIシステムでは拒否されるようなスパイシーな質問にも答える」ことができ、Xへのリアルタイムアクセスの恩恵を受けることができるといいます。
 
Xのプレミアム契約者はGrokへのアクセスが約束されています。
 
同社には、元DeepMind 社員のIgor Babuschkin氏をはじめ、元Open AI、Google Research、Microsoft Research、Twitter/X、テスラのスタッフが所属しています。
 
今回の資金調達は、Xが2022年の買収価格440億ドルから何度も評価額を引き下げている中で行われました。10月、同社は従業員に対し、190億ドルと評価されるストックオプションを付与しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。