スイスのR&MがイタリアのラックメーカーTecnosteelを買収

新しいオーナーがブルネロの施設に投資

スイスのケーブル開発・提供のR&Mは、イタリアのITラックメーカーTecnosteelを買収しました。

1964年に設立され、 ヴェッツィコーン に拠点を置くスイスのR&M(Reichle & De-Massari AG)は、データセンター向けの統合ケーブルマネジメントを備えたミートミールームやラックなどを開発しています。

2000年に設立されたブルネロを拠点とする Tecnosteel は、データセンター内のIT機器やネットワーク用のラックやエンクロージャを製造しています。コンパクトなディストリビューターやサーバーラック、コンピュータールーム用エンクロージャー、電源管理、冷却・空調システム、データセンターにおけるネットワーク管理・監視用システムなどの製品ラインアップを有しています。

買収の条件は公開されていません。R&Mによるとイタリアとフランスの全従業員(約85人)を引き継ぎ、ブルネロにある同社の生産施設をさらに拡張するための投資もすでに行われているとのことです。R&Mは世界13カ所に生産工場を持ちます。

「R&Mの戦略的ターゲットは、データセンター向けの統合的で複雑なインフラストラクチャーソリューションをワンソースで提供できるようにすることです。今回の買収により、当社のポートフォリオを完璧に補完し、欧州における既存の顧客関係から利益を得ることができます」とR&MのCEO、Michel Rivaは述べています。

また、 Tecnosteel の創業者でマネージングディレクターの Mauro Turci とMarino Piotti  は「20年以上にわたって安定的に発展してきた当社をR&Mに引き継ぐことができ、大変うれしく思っています。R&Mグループとの提携により、Tecnosteelは長期的にイタリアやヨーロッパ以外にも販売を拡大することができるでしょう。テクノスティールは、成長するデータセンター市場において、将来に向けた重要で新しい展望を得ることが出来ました。」

この記事のバージョンは、ブラジル版に掲載されています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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