データセンター・コネクティビティ分野のスタートアップ、Asteraが3月に40億ドルのIPOを計画中
データセンター・コネクティビティのスタートアップ企業であるAstera Labsは、早ければ3月にも株式公開する見通しで、最大40億ドル規模の新規株式公開(IPO)を計画していると報じられています。
カリフォルニア州を拠点とする同社は、IPOに先立ち投資家候補らと会合を重ねており、今月中にも目論見書を公表する可能性があると見られています。
The Informationの報道によると、投資銀行のモルガン・スタンレーとJPモルガン・チェースがこの話し合いを主導していると、この話に詳しい人物の話を引用しています。
Astera社は、半導体企業テキサス・インスツルメンツの元幹部らによって2017年に設立されました。同社は、サーバのチップやその他のパーツを接続し、データが高速で移動できるようにするソリューションの設計を行っています。
GPUはサーバのCPU、メモリ、そしてより広範なネットワークに接続する必要があり、これはここ1年半で普及したクラウドベースのAIシステムにおいて特に重要となっています。多くのクラウド・プロバイダーやその他のハイテク企業は、AIシステムに対応するようデータセンターの再設計を行っており、Astera社の製品には高い需要があります。
同社の顧客には、市場をリードするパブリック・クラウド・プロバイダー2社、AmazonのAWSとMicrosoft Azureが含まれています。The Informationのレポートによると、同社は2023年第4四半期に5,000万ドルの利益を上げ、2024年には2億5,000万ドルから3億ドルの利益を計上する見込みです。
前回の資金調達ラウンド、2022年の1億5,000万ドルのシリーズD調達時のAsteraの評価額は31億5,000万ドルでした。現在の投資家には、Fidelity Management and Research、Atreides Management、Sutter Hill Venturesなどがおり、インテルもインテル・キャピタル部門を通じて同社に出資しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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