INET、タイでデータセンターREITを設立

タイのデータセンター企業 INETが、データセンター不動産投資信託(REIT)を設立すると発表しました。

そのINET Leasehold Real Estate Investment Trust(INETREIT)は、まずINET自身がサラブリ県で進めているIDC3フェーズ1プロジェクトに投資を行います。

このREITは43億バーツ(1億3,050万ドル)相当の初期投資額から開始し、8月上旬にはタイ証券取引所に上場する予定です。

INETは現在、バンコクのIDC1とIDC2、サラブリ県のカンコイにあるIDC3の3つのデータセンターを運営しています。IDC3は現在、20,450平方フィート(1,900平方メートル)のデータホールがあり、さらに38,750平方フィート(3,600平方メートル)の拡張が予定されています。

INETREITはIDC3のフェーズ1を買収し、そしてINETはREITから年間約1,100万ドルで同施設を賃貸します。尚、この施設のリース期間は24年間となっています。

また、REITは、IDC3の今後のフェーズ2、フェーズ3、フェーズ4のプロジェクトや、その他のINETのデータセンターについても、将来の投資拡大計画を支援するための第一優先権を与えられています。


ちなみに6月に、テンセントはバンコクに新たな アベイラビリティゾーン を開設しました。また、STT GDCとSuperNAPも、同市内にハイパースケール施設を開発しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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