欧州のPRACEとUKRIがCovid-19 HPCコンソーシアムに参加

パンデミックとの戦いのなかで、スーパーコンピューティングリソースの統合

Covid-19 HPCコンソーシアムは、ヨーロッパのスーパーコンピューティングセンターやプログラムを含み拡大しました。

この団体はもともとIBM、米国エネルギー省、ホワイトハウスが3月に立ち上げたものですが、すぐに数百 ペタフロップス の計算能力、大手クラウドプロバイダー、56以上の研究団体が参画するまでに成長しました。

現代の挑戦

Partnership for Advanced Computing in Europe(PRACE)のメンバーは、スイス国立スーパーコンピューティングセンターの21ペタフロップスのPiz Daintスーパーコンピュータを含む、スーパーコンピューティングプラットフォームをこの取り組みに追加します。

また、英国のUK Research and Innovation (UKRI) は、今月初めにサイバー攻撃を受けてダウンした、2.55ペタフロップスのARCHERを含む、3台のスーパーコンピュータを追加します。

イギリスの科学大臣Amanda Solloway氏は、「コロナウイルスへの取り組みには、共同で強力な国際的努力が必要であり、科学技術分野の非常に優れた頭脳が研究と知識を共有する必要がある。」と、述べています。

「このコンソーシアムに参加することで、私たちをリードする研究者らは、新型コロナウイルスの解決に向けて、世界最先端のコンピュータにアクセスし、研究を加速させ、新しい開発に近づき、また、イギリスの世界クラスのコンピューティング技術を共有することができるようになる。」

コンソーシアムが開始された当初、研究者らは約330ペタフロップスの計算能力に対しアクセスしていました。現在では、5mのCPUコアと50kのGPUによる、約483ペタフロップスのパワーを発揮しています。この研究は、完全なワクチンの探索から治療法、ウイルス拡散のモデル化まで、あらゆる分野に及んでいます。

Data Center Dynamics

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