
20の大都市が世界のコロケーション市場の60%を占める
バージニア州北部がリード、北京、ロンドン、上海が続く
Synergy Research Groupのレポートによると、20の大都市が世界のコロケーション市場の60%を占めているとのことです。
バージニア州北部は、予想通り最大の市場であり、全体のほぼ7%を占めています。アッシュバーンは歴史的にバージニア北部で最も人気のある市場であり、Digital Realty、Centersquare、Cologix、NTT、Equinix、Aligned、QTS、EdgeCore、CyrusOne、Stack、Compassなどがこの地域に進出しています。
これに続くのは北京、ロンドン、上海で、それぞれ全体の約5%を占めており、東京は4%で5位です。
ロンドンは、イーストロンドンのドックランズ地区が、西側の大規模なスラウ市場と並んで継続的な成長を遂げています。
上位20市場のうち、米国が8市場、APAC地域が7市場、欧州が4市場、ラテンアメリカが1市場となっています。
トップ20の後、次の20の都市圏市場がさらに市場の13%を占め、アメリカとヨーロッパが第2陣でより大きく取り上げられています。
レポートでは、ジョホール、ジャカルタ、チェンナイ、ラゴス、リオデジャネイロ、ヨハネスブルグ、ケレタロなど、上位40都市以外の急成長市場も明らかにしています。
Equinix、Digital Realty、NTT、China Telecom、CyrusOne、GDSは、同レポートに掲載された大手データセンター企業です。
Synergy Research GroupのチーフアナリストであるJohn Dinsdaleは、次のように述べています。「顧客への近接性は、コロケーション市場の主要な推進力です。データセンターは、企業や経済活動が集中している大都市に立地する傾向があります。この傾向は変わりませんが、私たちが目にしているのは、経済規模は小さいものの、急成長を遂げている国々で多くの大都市圏の出現が増えていることです。」
「マレーシア、インドネシア、ナイジェリア、南アフリカのような国々はすべて興味深いチャンスであり、ラテンアメリカでは、市場はサンパウロという歴史的な中心地を越えて発展しており、現在ではサンティアゴ、リオデジャネイロ、ケレタロのような大都市圏で高い成長が見られます。また、電力や地理的な制約によって従来の大都市圏市場の成長が制限され、近隣地域に成長機会が押し上げられるケースも増えています。これらの新興都市圏市場は、すぐにシンガポールやフランクフルトのような規模に達することはないでしょうが、進化するコロケーション市場の形をますます変えていくでしょう。」
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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