
インドネシア・ジャカルタのCyber 1データセンターで火災が発生、2名が死亡
データセンター技術者と他1名が、サーバーの爆発後の煙吸入により死亡
インドネシア・ジャカルタにあるデータセンター「Cyber 1」で火災が発生し、技術者2名が死亡する事故が発生しました。
この火災は、現地時間木曜日(10月2日)の正午、多数のデジタルサービスが収容されている「キャリアニュートラル・データセンター」のCyber Data Center(南ジャカルタ・マンパン)のCyberビル2階に設置されていたサーバーが「爆発」したことが原因で発生しました。濃い煙がビルを包み込み、ジャカルタ消防局が消防車22台と消防士100名を派遣して30分以内に火災を鎮圧しました。
地元メディアによると、複数のITサービスが火災の影響を受けているとのことです。
サーバーが爆発か
複数のサーバーが爆発したことで火災が発生した、と南ジャカルタ消防救助サービスの責任者であるHerbert Flider Lumban氏はBisnisに対し語っています。「火元は2階のサーバールームで、隊員が建物内部に入った後、火元はサーバールームからしか確認できなかったた」
消防署のスポークスマンMulat Wijayanto氏は、死亡理由は煙を吸ってしまった事が原因であるとTempoに対し語っています。「犠牲者の死因は怪我ではなく、大量の煙を吸ったことによるものである」
火災の原因は明確にされていませんが、ジャカルタ副知事のAhmad Riza Patria氏は、火災後に施設を訪れた際、タバコ原因については否定しました。「この施設は安全でなければならず、確かなことは、この施設内で喫煙をしたものはいなかったということ。ショートが発生したのかもしれない。調査の結果を待ちましょう」
別の階に保管されている政府系データはこの火災による影響を受けなかったとRiza氏は話しています。「政府系データ以外にも、重要な個人データもあったが、”Alhamdulillah(アッラーに感謝を)”、(火災は)幸い2階で発生しただけだった」
この火災により、一時的に停電が発生し、いくつかのサービスに影響が出ました。通信情報省によると、IMEI(国際移動体通信機器識別番号)サービスは、データセンター内のCEIR(Centralized Equipment Identity Register)から行われているため、インドネシア在住者や訪問者らの携帯電話の登録が不可となったようです。
また、「ShopeePay」、「IPOT」、「Magic」などのインドネシアの国内向けサービスにも障害が発生しました。
インドネシア・インターネットサービスプロバイダー協会(APJII)も、火災の際に電源が落ちた事でサービス中断はあったものの、同施設内のデータセンターは無事であったと述べています。APJIIのムハマド・アリフ・アンガ会長はBisnisに対し、「我々は(状況が安全になり始めたことを)確認した。我々は1階におり、火災は2階だったので、温度上昇を心配して、最終的に(設備の)電源を落とした」と話しいてます。
AJPIIのサーバーは、被害状況の確認後、午後5時に再び電源が投入され、現在は通常通り稼働している、とアンガ会長は説明しています。「現在、APJIIデータセンターは安全だと我々は言うものの、もちろん物理的なチェックは継続するし、チームは引き続き待機している」
このビルにはNTTも入居しています。
Cyberビルで起きた火災は今回が初めてではありません。Bisnisの報道によると、2015年にも8階で火災が発生したが、その際はIT機器への影響や負傷者はありませんでした。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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