AXA IM、東京の20,000m2規模のデータセンター買収を完了

名称未定の施設は、エクイニクス、コルト、NTTのデータセンターの近隣に位置する

フランスの投資運用会社AXA IM(アクサ・インベストメント・マネージャーズ)のデータセンター部門が、東京都江東区にある220億円(2億1,100万ドル)規模のデータセンターの買収を完了しました。

20,000平方メートル(215,000平方フィート)のスペースに、2,560ラックを収容するこの施設は、東京最大規模の施設の1つであり、エクイニクスやコルトなどの近隣に位置します。AXA IM – Real Assetsによりますと、施設は最高の仕様で、そしてエネルギー消費量を削減するためのESG(環境・社会・ガバナンス)対策に基づく構築がなされているとしています。

大規模施設

江東区は、東京の金融街からそれほど離れてはおらず、データセンターはクラウドサービスやネットワークなどの目的で利用できます。

AXA IM – Real Assetsのアジア太平洋地域責任者であるLaurent Jacquemin氏は、次のように述べています。「今回の買収で、慢性的な供給不足に苦しむ市場に対し、戦略的に配置された大規模かつ高品質なデータセンターの貴重な購入機会を、地区内の10,000平方メートル(上げ床スペース)超の他の2つのデータセンターと共に提供する事となる」

「この投資は、デジタルインフラ業界のように、社会の構造的変化に支えられた収入がある、制度品質の固定資産に投資するといった当社のグローバル戦略方針に沿う形だ。特にデータストレージの需要は、世界的なパンデミックの結果として、リモートワーキングの普及や、拡大するeコマースの浸透に伴い更に強まってきている」

2018年、AXAは、DC事業者のData4を、米国の投資運用会社であるコロニー・キャピタルから買収しています。(Data4は2006年にコロニー・キャピタルによって設立)

Data Center Dynamics

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