Lambda LabsがAIクラウド向けに3億ドルの資金調達間近
Lambda Labsが3億ドルの資金調達に近づいていると、The Informationが報じています。
Legendary Entertainmentの創業者である億万長者Thomas Tull氏がこの投資ラウンドを主導する方向であると見られています。ソフトバンクも出資交渉を進めている一方で、以前出資を検討していたNvidiaは今のところ出資しない見込みのようです。
今回の資金調達により、同社の事業価値は15億ドルとなる見通しです。
Lambda Labsは、カリフォルニア州サンフランシスコとテキサス州アレンのデータセンターでコロケーションスペースを間借りし、比較的低価格のGPUベースのクラウドコンピューティングを提供しています。また、クラウドと並行して、コロケーションスペースの提供やGPUデスクトップの販売も行っています。
同社は、生成AIブームによる需要の急増を背景に、2023年の収益を2億5000万ドル、2024年には6億ドル近くになると予測しています。Lambda社は、ハイパースケーラーにとってコスト競争力があるだけでなく、Nvidia社が求めるハイエンドGPUへの優先的なアクセス権も与えられています。
NvidiaはLambdaとCoreWeaveのようなライバル企業に、ハイパースケーラー(競合するハードウェアを独自に開発している)に先駆けて最新のGPUを提供しました。
暗号マイニング事業として創業し、AIクラウドに軸足を移したCoreWeaveは、Nvidiaを投資家として数えています。同社は現在、従業員株式を70億ドル相当の価格で売却しようとしており、今年の売上は5億ドルになると予想している、とThe Informationは報じています。
6月、マイクロソフトはCoreWeaveと数十億ドル規模の契約を結び、Azureを通じて同社のコンピューティング・リソースを利用することになりました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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