SpaceXがロサンゼルスの火災被災地にStarlink端末を提供

携帯キャリアも被災地支援

SpaceXは、山火事の影響を受けたロサンゼルスの地域にStarlink端末を提供しました。

昨夜、SpaceXの創設者イーロン・マスクはXの投稿で、SpaceXはカリフォルニア州の被災地にStarlink端末を無償で提供していると述べました。

今週の山火事では、Starlinkを利用して生中継を行ったテレビ局もありました。

南カリフォルニアの暴風雨に端を発した火災は、市街地の一部を炎に巻き込み、これまでに少なくとも5人の命を奪い、13万人以上が避難を余儀なくされています。

パリセーズ、イートン、ハースト、ウッドリーで火災が発生し、住宅や学校を含む2,000近くの建造物が破壊されました。

現在のところ、気候条件も悪いため、最大の火災はまだ収束しておらず、炎は燃え続けています。

Starlinkは以前にも米国で自然災害が発生した際に端末を提供したことがあり、特に10月にはハリケーン「Helene」の影響を受けた地域にdirect-to-cellカバレッジを提供しました。

同社の衛星インターネットブロードバンドサービスは、タワーやファイバーが被害を受けた際に重要な通信インフラとして使用されます。

AT&T、Verizon、T-Mobileも今回の火災に対応し、影響を受けた地域の顧客に対し、データ通信料を無料にし、通話、テキスト、データを無制限に提供すると発表しました。

また、Verizonはロサンゼルス市内の数カ所に無料WiFiと充電ステーションを設置しています。

T-Mobileは、WiFi、デバイスの充電、充電用の「パワーパック」などの救援物資を状況が許す限り配備するため、チームが待機していると述べています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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