AirTrunkが東京圏のデータセンターキャンパスで、40MWの拡張工事に着工

TOK1サイトでの拡張を継続

AirTrunkは、東京圏にあるデータセンターキャンパスの一つで、最新の拡張工事の段階を開始しました。

同社は今週、TOK1キャンパスで新たな40MWの拡張工事に着工したと発表しました。

完成時、総容量300MWを超える規模となるTOK1キャンパスを、AirTrunkは「日本最大級のハイパースケールデータセンターキャンパス」と位置付けています。

既に地鎮祭が執り行われ、建設の安全、成功を祈願しました。

式典には、AirTrunkの日本法人代表である松下典弘氏と最高開発責任者(CDO)のPaul Slaven、建設、設計、電力インフラのパートナー企業が参加しました。

2020年9月に発表されたTOK1の初期フェーズは、わずか45週間で完成し、2021年11月に稼働を開始しました。同社は2023年6月に第3フェーズの工事を開始し、55MWの建物を追加しています。

千葉県印西市に位置する13.25ヘクタールの敷地は、7つの建物にわたり最大300MWまで拡張可能です。

当初、キャンパスは42のデータホールにわたり56,000平方メートルの技術スペースを計画していました。現在、同社のWEBサイトでは、キャンパスが102のデータホールにわたり80,000平方メートルのホワイトスペースをカバーすると記載されています。

同社は東京圏に第2のキャンパス「TOK2」を保有しています。これは2022年5月に初めて発表され、現在同サイト内の最初の2棟の建設を並行して進めています。また、大阪で20MWのプロジェクトも進行中です。

日本国内の3つの開発プロジェクトに加え、AirTrunkはシンガポール、香港、マレーシアのジョホール、オーストラリアのシドニー(3カ所)、メルボルンにデータセンターキャンパスを運営または開発中です。

2018年に設立されたAirTrunkは、昨年Blackstoneとカナダ年金制度投資委員会(CPPIB)に$161億ドルで買収され、同分野における史上最大の取引となりました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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