ZTEがAIフォーカスのプレハブ型データセンターコンテナを発表

日本のオプテージも

中国のITおよびコネクティビティソリューションプロバイダーであるZTE Corporationが、新しいモジュール式AIデータセンターソリューションを発表しました。

「AIDCプレハブコンテナソリューション」と呼ばれ、MWC上海2025で発表されたこのコンテナは、8kWの空冷式一般的なコンピューティングラック、または40kWの液冷式AIコンピューティングラックをサポートすることができ、この2つを組み合わせた「dual-mode computing in one box」もサポートします。

ZTEによると、このコンテナ型製品は、水冷壁吹き型ユニット、コールドアイルとホットアイルの分離、フリークーリングによるコールドプレート液冷を組み込むことで、PUE1.15での運用が可能だとのことです。

コンテナは工場でプレハブ化され、現場に搬入されると「レゴブロックのように」組み立てることができます。ZTEは、最短7か月で納入が完了すると見積もっています。

ZTEは、5Gを含む電気通信製品で広く知られています。同社はここ数か月、U Mobile、イタリアのEOLO、SLT-Mobitelと提携し、各地で5Gネットワークのアップグレードを行っています。

日本のISPであるオプテージも今年2月、AIトレーニング用のGPUを搭載した液冷コンテナ型データセンターを立ち上げ、2026年末までに福井県美浜町に展開する計画です。

ZTEこの記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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