
CoreWeave、Google Cloudとクロスクラウド環境における学習と推論領域で提携
「CoreWeave Interconnect」を開始
CoreWeaveとGoogle Cloudは、両社のクラウドインフラ上でAIワークロードを実行できるようにするための連携を進めています。
この取り組みの一環としてCoreWeaveは、「CoreWeave Interconnect」を発表しました。これは、CoreWeaveのクラウドインフラとGoogle Cloudを直接接続する光ファイバーベースのネットワーク相互接続サービスです。
同サービスは組み込みのMACsec暗号化を標準で備え、レイテンシーを最小限に抑えるとともに、信頼性とセキュリティを強化させます。Google Cloudとの接続には、Googleの「Partner Cross-Cloud Interconnect」を利用します。これにより、エンジニアは両社のクラウド環境をまたいで学習および推論の両方のワークロードを実行できるようになります。
CoreWeaveの製品およびエンジニアリング担当EVPのChen Goldbergは、次のように述べています。「Google Cloudとの連携により、Googleのグローバルネットワークを通じて当社のAIネイティブプラットフォームの活用範囲が拡大します。CoreWeave Interconnectは、これまで企業がクラウド間連携によるAIリソース活用を妨げてきた課題に対する解決策を提供します。クロスクラウド(クラウド間連携)の障壁を取り除くことで、企業はあらゆる場所でワークロードをより簡単かつ迅速に実行できるようになります。」
また、Google Cloudでクラウドネットワーキングを担当するVP兼GMのRob Ennsは、次のように補足しています。「GoogleのCross-Cloud Networkはクラウドの境界を取り払い、分散型AIサービスの構築を容易にします。CoreWeaveとの連携および当社のPartner Cross-Cloud Interconnectの活用により、複雑なクラウド間ワークロードを簡素化し、AIの成果を加速するために必要な、安全かつ低レイテンシーな接続を顧客に提供します。」
このサービスは近くプライベートプレビューとして提供開始される予定であり、CoreWeaveは特定のリージョンから順次展開していく計画です。
CoreWeave Interconnectと連携して同社は、「LOTA Cross-Cloud」も発表しました。これによりデータの保存場所に関係なく、複数のクラウド環境にまたがって、ワークロードを実行できるようになります。
LOTAはCoreWeaveの特許技術であるLocal Object Transport Acceleratorの略称で、データをGPUノードに直接配置します。データをコンピューティングリソースの近くに配置することで、このストレージシステムはGPUあたり最大7Gbpsという、ローカル接続に近いスループットを実現します。
現在限定的に提供されている「LOTA Cross-Cloud」を利用することで、ワークロードはリージョンやクラウドをまたいで高スループットのデータアクセスが可能にになり、学習作業の効率化を実現するとともに、データ転送料金(egress料金)の削減につながります。
マルチクラウドソリューションの採用は、ハイパースケーラー各社の間でますます広がりを見せています。
2025年後半には、Amazon Web Services (AWS) はGoogle Cloudと連携し、よりオープンなクラウド環境の構築を目指したマルチクラウドネットワーキングの取り組みを進めていることを明らかにしました。
一方、Oracleは早くからマルチクラウド戦略を推進しています。「Oracle Database@」は現在、AWS、Microsoft Azure、Google Cloud上で利用可能です。Oracleのハードウェアが各提携先データセンターに実際に設置されているこのサービスは、2023年後半にMicrosoftとの連携として初めて発表されて以降、拡大し続けています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
















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