オラクルがチリのクラウドリージョンを開設
これで合計29リージョン、2022年までに38リージョンの目標に近づく
オラクルは、(地理的に離れた複数の データセンター で構成される) クラウド リージョン をチリで初めて開設しました。
同社はまた、ブラジルのサンパウロでもリージョンを運用しています。利用ユーザは、オラクルのクラウドデータベース、インフラストラクチャ、アプリケーションサービスに加えて、Kubernetes、VMware、および同社のプライベートFastConnectクラウドサービスへも同様アクセスできるようになります。
クラウド愛好家
同社は声明の中で、チリは他の中南米諸国よりもクラウドサービスの採用率が高いため、「戦略的地域として」選択した、と述べています。
IDC Latamのエンタープライズプログラムマネージャー Juan Pablo Seminara氏は、これは、データ主権に関する懸念に対応するだけでなく、ローカル施設が提供する低遅延の恩恵を受ける顧客が増えることを意味すると述べています。彼は、データセンターが「生産性向上への触媒となり、地域のエコシステムのオープンイノベーションを強化させるだろう」と論じています。
チリの資産運用会社Caja Los AndesのリーダーであるNelson Rojas氏は、次のように述べています。「コラボレーションエコシステムの一部であるオラクルが、チリにデータセンターの設置を決定したことを深く評価する。これは、私たちのデータへのより良い接続環境を提供し、近接性が接続スピードの向上やレイテンシ(遅延)の減少に伴い、システムパフォーマンスも向上させるだろう」
オラクルは今年、容量の拡張に取り組んでおり、これまでに13のクラウドリージョンを立ち上げました。これは、現在の合計である29か所の3分の1であり、2019年に設定された同社の目標を上回るペースです。
尚、同社は、事業を展開する国ごとに少なくとも2つのリージョンを構えることを目指しています。
現在同社は、アジア太平洋地域では、東京、大阪、ソウル、春川、ムンバイ、ハイデラバード、シドニー、メルボルンにリージョンを展開しています。南北アメリカ全体では、サンノゼ、フェニックス、アッシュバーン、トロント、モントリオール、サンパウロ、そして今回チリが追加されました。EMEA全体では、フランクフルト、ロンドン、チューリッヒ、アムステルダム、ニューポート(ウェールズ)、ジェッダ、アブダビ(ドバイ)にリージョンを展開しています。
同社はまた、2つの一般的な米国政府系リージョン、3つの米国国防総省(DoD)リージョン、および2つの英国政府系クラウドリージョンを運用しています。
Data Center Dynamics
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